ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

夢を見たらパスケースをなくした

 

梅雨の気配を濃厚にかんじていますが、

九州程の湿度の高さではないので、それほど苦痛には感じないです。

ただ、寒いんだよね、雨が。

どうも、とかい子です。

 

いつかなくすだろなーと思ってた、会社のカードキー

ついになくした。

それも、どこかに置き忘れとかではなくて、本当に落とした。

どこに落としたかもわからない。気が付いたら無くなってた。

元カレからもらった、名前入りのパスケース。

東京行きを嫌がっていた私に、東京夜散歩という本とセットでくれた。

少しでも、外出が楽しくなるように、と添えて送ってくれた。

メッセージカードとかなんもなくて、タオルでテキトーにまいて送ってくれた。

それらしい贈り物なんてもらうの初めてだったので、

めちゃめちゃ喜んだんだけど、とうとうなくした。

だから、ついに、結婚したかなーと思った。ジューンブライドだし、そういえば。

いや、ただ体たらくなだけなんだけども。

 

なんでもいいから、大きな失敗をきれいな思い出に関連付けて

これは、自分のあずかり知らぬところの力が働いて

おこったことなんだ、と言い聞かせる。。。

 

出てこないかな、カードキー・・・・

 

 

なあ、東京タワーみにいかね?

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金曜の夜、20時ごろ。

なんとなく、会社を上がろうとしていた私に届いた通知。

 

東京タワー、みにいかね?

 

ん?なんだ私告白でもされんのかな。そもそも、私、職場が東京タワーの近くだからほぼ毎日みてたりして。

まあ、いいんだけど。

 

相変わらず、事前に約束をとりつけるような、未来を楽しみにする高尚な思考は

持ち合わせていないから、この瞬間をそこそこ楽しむ。

 

コンビニでちょっといいビールとウィスキーの小瓶を買って

ふらふらと東京タワーに向かう。

ぼんやーりと、下から暗闇に浮かぶ東京タワーを見上げる。

「当時の日本の誇りになるような建物を。美しさと品位のある形にしてほしい」

とつくられた東京タワー。

 

当時の日本のとび職の技術をあつめて建てられた建物。

地デジ化に伴い、そのメインとなる役割を終え、今はラジオ塔と観光名所としての

第二の人生を歩んでいる。

 

のぼるか?と問われる。

別にいいよ、と答えると、でもあのちょっと傾斜ついてるところの

足がかりに自信がないなあ。。。。

外側登るつもりか、お前は。そのまま登って二度とおりてくんな。

 

内装工事を終えており、全面的にリニューアルされたと聞いている。

一番うえまで行かなきゃ意味ないだろ!と主張するので

チケット2800円も払った。

値段、スカイツリーと同じなんだけど。まじかい。

 

通天閣登ったときもそうだが、写真とりますよーのあのサービス、

やめてほしい。絶対、ぜったい、こいつとなんか写真は取らん。

ガラス張りにリニューアルれた展望台をめぐる。

平面の夜景なので、正直そんなに好きではない。

長崎の方がそれについてはよい。夜景のきれいさは色みだ。関東の色み、

赤と白しかないんだもん。

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んで、なんで東京タワーなのさ、と尋ねると。

いや、俺が負けた町を上から見下ろしてやろうとおもって。

。。。。。あっそうですか。

小説の一場面にもあったな、こんなシーン。

確か、そのときは、一緒にいかないか、と誘ったら断られて、

だから2人はいま一緒にいる、みたいなそんな流れだったような。

 

一通り眺めて、クレープを食べ。

朝までのむというその馬鹿を宅のみにしようと言いくるめて家に連れて帰り

寝かせて、朝ばいばいしてきた。

 

金曜のよる、東京タワーに呼び出されて、夜景見て、クレープ食べて

同じ家に帰るってなにこれ、デート?

 

だからね、男女が一緒にいたところで、起こす気がないとおこらないんだよな、

あらためて思った。

心地よいこの距離感がながなが続けばいいなあと思う、二日酔いの1人の朝。

 

 

 

他者への賞賛は幸せの1つ

・・・・・・・ご本人が、リツイ―トしてくれた。

・・・・・・・アクセス数がなんかやたら多かった。

ホンっとに申し訳ない、マジですみません。ありがとうございます。

根岸さんの一本気あふれるところも、それを受け止めてあまりある佐藤さんも

とても楽しそうでええなと思うばかりです。

理想の自分を目指して、なんて言葉より、今をめちゃめちゃ笑ってる声の方が

何倍も精神衛生によい気がする。

そして、それでもなおトップのアクセス数をほこる、いなか子のおしり

シリーズ。

 

tsumehaya.hateblo.jp

 

おしりを出した子一等賞、なんだな、やっぱり。

もう少し面白い記事をかけたらいいのだろうけど、とかい子元来くらい人間だから

まあ、許してやってほしい。

どうも、とかい子です。

 

とかい子、自分の幸せというものの追求の仕方がいまいちわからなかったりする。

おいしいものは食べたい。おいしいお酒ものみたい。

綺麗な景色や、たのしいことをしたい。

でも、一番満たされる瞬間ってやっぱり惜しみない賞賛を他者におくることだと

思う。人褒めるの大好きなんだよね。基本的に。

もう、めちゃめちゃ、なぜ、あなたのその点が素晴らしいかを熱意を持ってプレゼンしたい。

そういう機会は逃さず活用していきたい。

以前、適切なほめ言葉、というテーマで書いたが、相手に喜んでもらうことを

前提とした賞賛は、他者を褒めるという行為を通して、他者を賞賛する自分を

賞賛してもらいたいのと似ていて、けっきょく優しい誰かを利用しているにすぎないと

そんなことを書いた。

もちろん私にだってそんな時はあるだろう。だから、私は、私の他人をほめたい欲を

私のために行使していると大いに伝えていこう。

私は私のために、あなたに惜しみない賞賛を送りたい。

ほめてほしい人に褒めてもらわないと意味がないから、鬱陶しいかもしれないけど、

人のいいところを見つけるのが好きでたまらない奴がいることも

少しだけ知ってほしい。

 

https://2nd-observatory.tumblr.com/post/146409415446/%E9%9B%AA%E7%B5%90%E6%99%B6%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%97%E3%83%AA%E3%82%AB%E6%A8%99%E6%9C%AC%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%AE%E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1%E5%86%99%E7%9C%9F-2016%E5%B9%B42%E6%9C%883%E6%97%A5-1600-%E6%B0%97%E6%B8%A9-11

2nd-observatory.tumblr.com

 

とかい子がちょっとファンなアーティストさんだ。

雪の結晶の研究を続けている。以前はコンセプトに基づいた物語や

絵を公開されていたが、刷新されていた。それを私が伝えるのは違うと思うので

現在のサイトを引用させていただいた。

不確かな確かさ、浮遊感、というイメージがぴったりだ。

何と言うか、化学式の美しさや幾何学模様の美しさににていて、

この世界観がとても好きだ。

 

視界情報は目を閉じてしまえば0.1秒かけずに失われてしまう。

でも、つくりだされた世界観はその瞼の裏にそれはそれは美しい景色を

えがいてくれる。

あなたがつくりだした世界は、現実のあなたよりよっぽどあなただ。

姿形は遺伝子が骨にまとわせた脱げない衣類で、好みとは限らないし、

それは選びとることができるファッションと同じように何かの判断材料とされて

しまうかもしれない。

だけど、あなたの過ごした時間がつくりだした世界観は、見えなくてもみえる。

私は、とても美しいと思う。

 

美しいことが強さだとするなら、間違いなくあなたは最強だと思う,

 

なんのこっちゃわからんと思うけど。

あれだな、有名な言葉をかりるなら。

 

「みえぬものこそ」

 

みえぬものこそ、みえるんよ。

でも、みえぬものを見せれる人ってそんなにいなんだ。

みえるものはわかりやすいし、見えるものを通して見えないものは形づくられるから

みえるものは大事だ。

とかい子、見えるもの大事にできていないから、見えないものあんまり

ちゃんとしてない。

 

何の意味もないし、あんまり効果ないけど

私は、あなたがあなたであることがとてもうれしい。

 

 

 

 

友達が鬱になった

友人がいる。

気の置けないのみ友達だ。

相変わらずネットでばかり出会っているが、

こやつとは、既に5年近くの仲だ。

飲んでくだまいて、そこで終わり。

 

過去に落ち込むことはない
未来に怯えることはない
過去は もう ここにない
未来も まだ ここにない
明日という言葉は幻想で
誰1人として見たことがない
いつだって
目の前に 広がってるのは
今日だけ

Source: https://www.lyrical-nonsense.com/lyrics/represent-chikyu/j/

 

 これは、「レペゼン地球」という集団の「J」という曲の歌詞だ。

決して薄っぺらいとは言わないが、まあまあ、そこそこ厚みにむらがある

この集団の、そんな感じの曲が合うような。

そんな薄いんだか、厚いんだかわからない感じの、ぬるーい仲。

明日の約束とか、前もっての予定とかそんなのはなんにも無くて。

ただ今、のめればいいやーという仲でしかない。

何かしら思い出のようなものを探しても、

本当にその都度その都度だから、何にもない。

 

そんな友達が、「鬱」になった。

感情がはぎとられたような声をしていた。

何にも覇気がなくて、何にもわからないんだと、どうしようもないんだと、

そんな声をしていた。

私は、そっか、と話を聞いていた。

 

ここ一か月の飲み方ががおかしかった。

仕事で悩んでいた、元気がないなあと思っていた。

思わぬ再開や、過去にゆすぶられていたことも、ちゃんと休めていなかったことも。

ただ、いかんせん踏み込んだことはせずに

いつも、そうか、と話を聞いているだけだった。

ああ、壊れていくなあ、というのをぼんやり見ていたと言うと

また大げさかもしれないけど。

 

病院にいけ、とその感情のない、起伏のない声に言い放った。

診断書をもらってこい、と促した。

きっとかれには病名がつく。私がだらだらと酒を飲み交わした

やつにあうことはもうないかもしれない。

人格の死に時に、この病は近しいことを知っている。

 

特殊な環境をくぐりぬけてきたやつで

一本筋を通すことはできるのに、自分の内側の声にしたがって

あっさりと路線変更は出来ないやつで。

やめることもできず。

 

ああ、柄にもなく、と思った。

感情にが起伏のない声は、こんなにも不安をあおる。

でも、多分誰もいないところではこんな感じで自分と話していたのだろうか。

笑い話になってしまうくらい、気障で大げさで

大立ち回りをしている彼の人生がこのまま続いていけばと思っていたのに。

 

さみしいなあ、と思わずにはいられなかった。

上手く、彼が彼の心と向き合えることを祈って。

 

「東京にいるのがもう限界やったんかもな」

やっぱり起伏のない声でそういう。そうなんかもねと返す。

このまちは、全ての人に理由を与えてくれるような気がしている。

 

久々に元彼の夢をみた

 

先だって、落語をしてきた。

ひっさびさの、5年ぶりくらいの、現代落語。

「神頼み~初恋編~」

ぜんっっっぜん練習してなかった。やっばいくらい滑った。

が、なんとか、あたまと尻尾だけは残して、さげまでいきついた。

かもみしももぐちゃぐちゃだったし。やばかったわー・・・・・

どっかでもう一回個人的にこのネタはかけたいな。

過去には、高座でネタが飛んで大泣きしたこのねた。

二度とかけないときめたこのネタをふと気まぐれにかけてみた。

ぐたぐただったけど、今の私なら多分思いきってできる。

年齢を重ねることは悪いことではない。

 

ライブの様子はツイキャスにあげている。

他に登場してくれた人は皆プロなので、良かったら見て見てもらい。

 

twitcasting.tv

 

さて。ひさしぶりに元彼の夢をみた。

同じ大学に通っている設定で、ただ一緒に暮らしているゆめ。

これまでの夢には、もう相手が動くこともしゃべることもなかったのに、

なんだったら少しおぼろげな記憶だったのに。

はっきりうごいて、ちゃんと喋って。

ご飯を一緒につくって、名前を呼んでもらえて、明日はどうしようか、

みたいなことを楽しみに思ってその日も眠って、で目が覚めたら私は1人で、

なぜか、お腹に未開封酒粕が乗ってて、あー夢だったんだと思うと言う夢をみた。

 

夢をみる夢をみた。

末期だと思った。

 

夢は、脳が現実に体におこるかもしれないことをシュミレーションしてるらしい。

その時の感情や、気持ち、みたいなものを

事前に確認するものだ。

わりと、自分が事故にあう、とか、落ちる、とかっていうゆめを見る人は

きっとそういう場面になったら生き残れる可能性が高いかもしれない。

 

その夢で、私は夢を見た。

涙を流すべきなのか、その一瞬の幸せを思えばいいのかわからなかった。

 

私はまだ、あの人が同じように笑いかけてくれると思っているらしい。

でも、そうじゃなかったとしてもさほどショックは受けないのかもしれない。

期待が裏切られたとしても、あーそっか、そうだよねと

思うことができるようだった。

 

忘れられず、とはいえもう明確に思い出すこともできず。

もはや本人とは違うものを本人として思い描いているかもしれない。

苦笑しかできなかった。

そもそも酒粕ってなんだ。酒瓶にしとけ。

ライブやるよ!きておねがい!

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宣伝します!

 

どうも、とかい子です。

こういうのが、一番ブログがでは受けないとわかっていますが、宣伝です。

寄席やります。とかい子でます。

よかったらみにきてください。

ポスターはいなか子につくってもらいました。本当にありがとう。

 

頑張るあなたの力になりたい

寄席やります。

 

事務所所属の漫才師さんとか、プロアマな落語家さんとか、

大喜利したりします。

古典、現代ごちゃまぜで、「見る人もでるひとも楽しんでもらいたい」

自己満足におわらない、相方に満足していただける

空間にいたしたいなと。

 

よかったら遊びに来てね。

 

https://teitei.work/live_20190518?fbclid=IwAR2CsbHXUkKO9i54jCJ9tOMiiUqZIkA1eWIj4ZiDjpM6NRIS7rwKETxxwAU

お題「どうしても言いたい!」

長ネギ 

今週は土曜日もちゃんと早起きした。

職場が異動したから頑張って靴とか服とか買ってきた。

でも、よく考えたらパンプスは既に持っている。

かかとを駄目にしてしまっているが、修理に出せばいい。

そもそも、ジャケットも3、4着持ってた。なんか行く先々で忘れてる。

今ぱっと数えたら、7着シャツだけである。ありすぎる気がする。

いる?こんなに。まあ、洗濯しなくていからいいのかもしれないけど。

 

というわけで、日曜日はしっかり朝寝坊した。

起きて、冷蔵庫を一掃しなければと中を整理していたら、

長ネギがでてきた。食べるのすっかり忘れてた。

もう、先端につぼみできてたし、なんか、あのナウシカに出てくる

腐海の植物みたいな花が咲いていた。

 

低温の暗室に一定期間以上閉じ込められて、

養分を取り入れるための根もなく。

そもそも、生きていくために必要な酸素も、二酸化炭素

十分な太陽も徹底的に奪われた環境でさえも

自らの人生の目的を達成している。

環境がこんなに悪いのに、それでも目的を達成できる能力を

ちゃんと有している植物ってすごい。

生まれながらにしてある程度環境に負けない力を持っている。

まあ、シンプルな目的だからかもしれないけれども。

 

暗室から出てきた、報われなかった長ネギ。

限られた水分を注いで実らせたつぼみと花。

固そうな表面の皮をむき、つぼみと花を包丁で切り落とした。

食べないわけにはいかない。なんだか生きる気力を得られる気がした。

けだるい日曜の昼。少し濃くし過ぎてしまったみそ汁に、

大きめに切った長ネギを投入する。

食べたらやっぱり、固い皮が口に残ってあんまりおいしくない。

そらそうだ。人生を完遂し、目的を達成した生き物だもの。

こちらがいくら捕食者であったとしても、人生の勝者はどうしたって長ネギだ。

道半ばの何物にもなれない私は、その一生の軌跡を感じるだけ。

そして、一生はあまくない。

まだまだ、エネルギーを残している生き物のの方が

おいしいに決まっている。

 

ねぎはでも子孫を残せてないじゃないか、と思うかもしれない。

もうだって、花が咲いた時点で種の人生だもの。

種をつくることが、元の植物の人生の目的だもの。

 

甘すぎたみそ汁。

炊きたてのご飯。惰性で作った野菜炒めと両面焼きにした目玉焼き。

 

両面焼きの目玉焼きは、元彼がつくってくれた。

それまでそんな焼き方をしたことがなくて、

たまに無性に食べたくなってしまう。けど、自分ではいつも上手くいかない。

 

どれもこれも、すこしずつ甘かったり薄かったし塩辛かったり。

味わい深い日曜の人生だな、と思った。

 

 

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新緑が美しい

 

 

お題「朝ごはん」