ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

苦爪楽髪

苦爪楽髪(番外編)

なんだか気分が落ち込んでいる 死にたい夜の方が圧倒的に多い人生だが、こと30になってからの 自己否定欲がすごい。なんにもうまくいかない気がしている。 そして、どうにかする努力もしていない。 どうにかしよう、と思って、例によってレズ風俗使おうと キ…

苦爪楽髪(骨と私の同時通訳)

久々に、友人たちにあった。 下世話な、という一言で片づけるには奥が深く、 若気の至りで、くくるにはあまりにも惜しい、 そんな、人間として生まれた特権を謳歌する素敵な3時間を過ごした。 うち一人は家庭がある人だから、 過去の食レポを教えてもらい、…

苦爪楽髪(なんとも雑な舞台裏)

雨が降っていて、いろんなことがうまくいかなくて、 自分に関わる全てが煩わしくて、大げさなことを言えるほど 自分の人生に真剣じゃなくて、流れていく締め切りとか、 愛想笑いでごまかした信用とか そういうものの一切が煩わしくて、見知らぬ上野のカウン…

苦爪楽髪(伸縮性が試された夜)

とかい子の年齢は27歳で、20代の後半もいいところだ。 もはや、30代手前といった方が、20代後半よりもしっくりくる。 自分がいい年なのだから、当然周りの人々も適度に年齢を重ねていく。 気づけばその人と初めて会った年齢を越えていたりして、 ああ、時は…

苦爪楽髪(酒とたばこと退廃的な夜)

人に会ってきた。 初めて会う人で、待ち合わせ場にえらく細身のホストっぽい人がきた。 というか、話聞いたらホストっぽいことをしている人だった。 あーまずいなーと思った。 上手に話を聞いてくれる人で、テンポ重視の言葉のキャッチボールができる。 飾ら…

苦爪楽髪(夏のおばけとおっぱい)

昨夜、深夜一時過ぎまで一人カタカタと残業していたら、 突如、会社の電話が鳴った。 おい、一人しかいないんだけど。その直後、おなじオフィスにある 違う会社の電話が鳴った。 だから、一人しかいないんだって!!こえーよ。 一人震える真夏のよるのとかい…

苦爪楽髪(カラオケmake love)

ペンキぶちまけたようなくもりのない青空が続いていたのに また梅雨がもどって、雨が降ったりやんだりを繰り返すこの頃。 こんな日に限って頭痛くなるような作業しかないし。 ため息しか出ない作業が続いている。 こんな日には雨に打たれながら馬鹿笑いして…

苦爪楽髪(レズ風俗④)

さて、回顧録第四段。 窓もない地下の部屋に、アラームが鳴る。 おねえさんが、もう一度だきしめながら、どうやった?と話を聞いてくれる。 「いや、女優さんすごいな、っておもいました。」 「いやーこれはもう一家に一台ですなあ!」 と、髪をすきながらわ…

苦爪楽髪(レズ風俗③)

突然だが家を失うらしい。 とかい子はシェアハウスに住んでいる。ほとんど家にいないし、 毎日帰りは遅いし、掃除苦手なので、 共有部は全て掃除してくれるシェアハウスはありがたいことであり。 高熱水費とネット代と家賃が毎月一定であるのもたすかること…

苦爪楽髪(レズ風俗②)

今日、いろりを囲むスタイルで、木造りの少し低い机がおいている 雰囲気のいいお蕎麦屋さんをみつけた。 たかいかな?とおもってメニュー表をみると、さほどでもなかったので、 とろろそば(660円)を頼んだ。 随分立派なソバがきた。甘くない出汁でさらっと…

苦爪楽髪(レズ風俗①)

今日、仕事サボりがてら、ラジオを聞き流していると 「苦爪楽髪」という四字熟語が耳に入った。 なんでも、 苦しいときはつめがのびるのがはやく、 楽をしているときは髪が伸びるのが早い、という意味らしい。 kotobank.jp ちなみに、全く逆で「苦髪楽爪」と…