クリスマスの気配が濃厚になってきて、皆せっかちだなあなんて思ってましたが、
なんだ、そんなに遠い話じゃないじゃないか。
えー・・・・・やだ。
どうも、とかい子です。
季節が完全に変わってしまう前に、第二弾
食べ歩きでおなかがいっぱいになってしまい。
河原町からバスで移動して、清水寺の近くへ。行きたかったのは六波羅密寺。
その一言一言から仏様が生まれたという伝承を基にした像を日本史の教科書
何かで見たことがある人もいるだろう。
市上人という言葉が生まれるほど、街角に立ち続けた人だ。
実は大分の別府ともゆかりのある人物。熱湯噴出で荒地と化した焦熱地獄を空也上人の法力によって鎮めたとされる伝説が残っている。
境内には、銭洗い弁天や、水かけ不動なんかもいるので面白い。
また、生年月日で引けるおみくじもあり、鎌倉時代の武士文化も感じられるお寺。
さほど人も多くなく、道行は古い町屋づくりが残っていて、歩くのにも
ちょうどよいように思う。
お寺の前にあるのは、600年近く続くというこちらの飴屋さん。
京極夏彦 姑獲鳥の夏や日本昔話をみて育った人ならわかるかもしれない。
毎晩飴を買いに来る女性の後をつけると、墓の前でその姿が消える。
翌朝近づいてみると、赤ん坊の泣き声が聞こえ、慌てて掘り返すと、
飴を手に握りしめた赤ん坊が女性の遺体の横で泣いていた、という話だ。
そのお話の中に出てくる飴屋さんがこちら。もともと、東北の方から京都に
移ってきた歴史があり、何度か火事で焼失しているそうで、実際どれくらい続いて
いるのかはお店の人も分からないらしい。
500グラムからしか売られていないので、なかなかお土産にしにくいが、
今は亡き米朝師匠もこのお寺を登場させた落語を作っている。
敬意をひょうして、飴を購入。
続いて、二条城付近へ移動。もう、人おおすぎてバス乗れなかったので、タクシー
塗香(ずこう)づくりを体験しに行く。
邪気払い、修行の前に身を清めるために用いられるもので、かなり細かい粒子の
お香だ。
植物由来のもので作られる。10種類近くの素材を混ぜて作るもので、配分はある程度
決まっているが、二人とも同じ材料、手順でつくっても香りは違ってくるから
ふしぎだ。
そもそも、お香専門店だけで生計たてられるのかなあ、なんて思いぶしつけながら
聞いてみると、京都は2店舗目で本店は東京なんだとか。
1時間半で材料込みで2000円だが、ちょーっとたかかったかな。
その後、神泉園へ。毎年の恵方はここで決められる。上方落語「んまわし」の
最後の早口言葉にここがでてくる。
「先年親泉園の門前の薬店」という一説で、薬店があるのかとわくわくしていたのに
全く見つからなかった。残念。
願い事をかなえてくれる橋
お茶屋さんと連携しているそうで、屋台船なんかが浮かべてある。
きれいな境内のなかだった。
源の義経の奥さん、静御前が舞を奉納したと伝えられている所でもある。
公式HP↓
ここをまっすぐ抜けていくと二条城がある。が、時間間に合わなかったよね。。。。
まあ、急ぐたびでもありませんから、そこからまたまっすぐ歩いて
護王神社へ。
菅原の道真の産湯をくんだとされる湧水が湧いている神社。
狛犬ならぬ狛猪が出迎えてくれる。
・・・・まあ、暗くてみえないよね。いいんだ、分かってた。
境内にはいろんな猪がいて、明るかったらさぞ楽しかろう、と思う。
さて、京都の街並みを眺めつつ、2年ぶり(友人に至っては8年ぶり)の
中学の同級生にあうため、再び河原町へ移動する。
寒いしおでんでも、と選んでくれたお店で、思い出話やら近況やら。
彼は、現在子持ちの5つ上の女性と交際しているようで何かと悩みは尽きない。
彼ほど素直な人を私はしらない。
ずっと、文章で生きている人で、これからもそうやって
生きていくのだと思った。真剣になるとは何かを、彼は行動でいつも
示してくれる。
さて、夕方~夜編はここまで。
後は、真夜中編と早朝編。。。え、長くない?