出会いがなくて、なんていう言葉の意味はいろいろだと思いますが、
①(自分が望む)出会いがなくて、
なのか、
②(新しい人との)出会いがなくて
では、だいぶハードルが変わる。
トカイ子、たぶん、いまだにつきに2、3人は知り合いを増やしている方なので、
②の意味で出会いには困っていない。
なにせ、トカイ子ですから。
さて、トカイ子、少しだけADD(注意欠陥性障害)の素養がある。
だから、絶対に飲食店のバイトだけはしてこなかった。
間違いなく、間違える。複数の情報を管理なんてできないし、
おそらく、手順が確立することもない。
だけど、自身がカウンターしかないお店に行く機会も増え、
カウンター越しの会話もするようになり、
ずっと、一度でいいから飲食店、してみたいなあと思うようになった。
犬も歩けばなんとやら。夜は短し歩けよ乙女、
願えよさすれば与えられん(あれ、ちがったかも)
場づくり、という意味でも大変に魅力的な場所と出会うことができた。
カウンターだけの小さなスペース、
「やくどころ」と「いどころ」で、居場所をつくる、という考え方だそうで、
場を持つことのハードルを下げたい、利益よりもコンセプトを貫きたい。
そんな思いで作られている。
役どころは、自分自身が何か貢献しできること、いどころは、居て心地よい空間。
どうしても、役どころがないといたたまれなくなってしまうトカイ子。
そうか、二つの軸があるのか、とほっとした気持ちで、場へ向かった。
せっかくだからなあ、と着物で。もちろん、メモ紙も忘れずに。
マネージャーさんは時間通りに来てくれて、店長さんは遅刻。
「時間通りに来るのが得意な人と、苦手な人がいるからいいんですよ」
と年の変わらないマネージャーさんがいう。
そうか、いいのか、とまたほっとする。
隣の人に話しかけるのが当たり前、話をするのが当たり前。
そんな空間の心地よさ。
PRマネージャー、アカデミック専門の書店、何でもござれの業務委託者、
会社にリゾート地で買ったスカートで出勤する年下の女の子。
こうでなければならない、がない空間。
楽しいなあ。。。。。
体験の順番が回ってきて、たすき掛け。人前にでるとトカイ子つよいから。
即興で落語ネタをやり、枕をかたり。
ちゃんとおもてなし。
そして、あれ、私、この規模感と「失敗しても大丈夫」な安心感があると、
意外と間違えないもんなんだな、人の顔を忘れずにドリンク出せる。
ああ、できた。
久しぶりに嬉しかった。
トリミングの限界がすぎる笑