ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

おくりものが楽しい

休日出勤が必須なのですが、どうしても上司と二人きりになりたくなくて

昼間寝て夜に行こうとしているとかい子です。

 

さて、私にはいくにんかのネットのお友達がいるんですが、

その中でも最も古い友人、「先輩」と誕生日プレゼントを贈り合ってきています。

これまでは

 

ちょっといいエプロン

処方箋的な本(処方箋式のアンケートに応えるとそれに応じた本を持ってきてもらえる)

月の土地セット(三千円くらいで買える)

 

で、先輩は

高いタオル(今治タオルのバスタオルセット)

高い扇子(京都の専門店で買って来ていただいた)

高いお酒(たぶん二つで一万円くらい)

 

をくれた。面白みと金額で殴り合ってきているわけです。

人への贈り物を考えるのが一番楽しいですね。

自分では買えないようなものを買って、それをちゃんと喜んでくれたら

とてもうれしい。

で、今年。

今年は、ほろよい文庫、というものを送ることにした。

そのお酒がその味になるのには理由がある。それは、土地の風土や文化や食事等に

理由があるわけで。それらも含めて知ってもらうために、お酒と小説がセットに

なっているもの。

 

horoyoi-bunko.jp

 

読み切りの短編小説で、恋愛小説らしい。

男性視点と女性視点でそれぞれで書かれている。

いつの間にか日本酒が好きになっている先輩に送ってみたが、

悲しいかな、とてもお酒が弱いので、きっとこれも飲みきるのに2カ月以上に

かかることでしょう。

頑張って飲んでくださいな。

     

 

メッセージカードがおくれたので、安定のブルーハーツ

青春パンクの人生賛歌はてらいが無くてとてもいいと思う。

思わず身体の関係から何度かデートを繰り返し。

でも、これは恋心ではない、と確信してしまった先輩、

それを理解したうえで私はあなたが好きですと、伝えることを決めた彼女

悩んでも結論はきっとでない。とりあえず、走ってみましょうか、と

お付き合いを初めたという先輩に、ぴったりだと思った一文。

 

「運命の人じゃないかもしれないけど『じゃあ、ここで』」

 

なんで、おれはとかい子好きにならなかったのかなあ、とポツリとこぼされる。

そらもう、先輩がまじめでネットをきっかけにしたお付き合いと

リアルは分けるべきだと思っているからですよ、と伝えておいた。

現実世界で出会える、ということはネットの出会いよりももっと複合的な

要素が必要だ。出会えた、という時点から趣味趣向とか、

大切にしたいものとか、人付き合いで大切にしたいことととか、

そろっている場合が多い。そういった背景を含めて、人は人に関心を持つように

なるわけで、それは、ある種自分の変化が分かるものでもあるわけだ。

 

ネットの出会いは、タイミング以上のものは何もない。

後は、自分自身が楽かどうかの判断軸しかないわけだ。

だからたぶん、ネットでの出会いは希薄になりがちだ。

そんな先輩と私が長く続いているのは、互いの現実から一番遠いところにいる

存在だからこそ、だと思う。

 

ほんの少し、だけ。

もう、先輩と二人で遊びにはいけないな、と思ったことが

寂しい、と素直に思ってしまったことは事実だが。

付き合いたかったかと聞かれると、たぶんノーだから。

 

傷つくかもしれない恋愛は、できなくなっているなあ、と思う。

同時に、傷つけることを躊躇してしまう相手とももう付き合えない。

めんどくさいんだな、これが。