ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

住めば都~そぞろ歩き編①~

冬前に雨が降るこの感じは、

福岡の夏の終わりを告げるようで、ふと懐かしくなりました。

どうも、とかいこです。

 

ワクチンだ、コロナだ、総裁選だ!と

世間は騒がしいですし、さりとて、自分の世界だけに縮尺縮めてみても、

やっぱり騒がしいこのころです。

先輩、元気してます?

 

ワクチン2回目の想い人さん、図らずもPCRも受けて陰性、

私よりしっかりコロナ対策してますね。

副作用が怖いから、週末はゆっくりしておこう!という、

私の個人的な思惑は置いておかれ、二人で世田谷線散策に出かけました。

路面電車ですね。

 

www.tokyu.co.jp

 

端から端まで行っても、

だいたい20分くらい。長崎とおんなじだなあ、と思いつつ。

 

何のプランもなく、招き猫発祥の地の豪徳寺吉田松陰をまつる松陰神社

戦後の闇市の名残をいまだ残す三軒茶屋というあるあるなコースを

巡ることに。

 

まちをふらふらしているだけでもちょっとした発見はたくさんあって、

面白いもので。

豪徳寺は、緊急事態宣言中は閉めているようでしたが、きれいに手入れされた

庭園が印象的でした。井伊直弼の墓があるそうです。

gotokuji.jp

 

 武士が猫に手招きされて、寺によったら、自分が立っていた場所に

雷が落ち、それが幸運を呼ぶ招き猫のきっかけになった、という伝承を

聞いたことがあったんですが、その武士が井伊直弼だったとのことで。

秋に来たら紅葉がきれいなんだそうです。

 

それから、松陰神社、言わずとしれた、ですが。

もう、お金かけてます!って感じの神社でした。

実際に吉田松陰がこの地に埋葬されていて、そこに神社ができてるそうで、

今は学問の神様として参拝者が多いようですね。

村下塾は2年間しか開いていなかったのに、90人も門下生が出たんですね。

1年あれば、人はかわれるんだな。

菅原道真と、どっちの方が強いのかしら。

率先してお賽銭を投げて、二礼二拍手一礼する思い人さん。

 

めずらしーと思っていたら、重要な一戦を控える彼の軍の必勝祈願でした。

やることやった後の、ダメおしの神頼み。

 

こう、神社とか行くとつい、絵馬をみてしまうんですが、その中に、

 

「大切な人が合格しますように。そして、いつかまた会いたいです」

 

というのがあって、うるうるきました。

前半は祈りなのに、後半は会えますようにではくて。

かなってほしいような、かなわないほしいような、そんな、

人の心の機微を感じて、切なくなってしまいます。

 

神社前の商店街はこの神社が建ってからできたそうなので、

比較的新しい商店街ですね。飲食店街となっていない、雑多な業種が

混在しているのは、比較的新しいが故なのかと思ったり。

 

なんて、ふらふらしながら、三軒茶屋闇市跡である、

通称三角地帯へ。

周りは、再開発が進んで、高度利用が進んでいる中、

急に建物の高さが低くなる当たり、ゴールデン街と同じような

まちの成り立ちを感じました。

 

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www.timeout.jp

 

新宿とは町の発展の歴史が違うからか、アングラな雰囲気こそありますが、

昭和レトロな感じで通用する気楽さがありますね。

ゴールデン街はちょっとやはり、背負っている歴史が作り出す、

空気感がありますが。

周辺では再開発も進み、このエリアもあと4,5年でが姿を変えるでしょう。

 

感傷に浸りつつ、あちこち眺めながら帰宅した翌日、

一緒に行ったおもい人さんは、

「実は副作用であたま痛すぎてあんまり覚えてない」だって。

 

もう。

 

疑わしきは罰せよにしたがって、今後寒い日暑い日、季節の変わり目、

イベントの翌日はお出かけしない。