ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

夜は短し

連休の合間に平日をはさむ、今回のGW、

前半の休みの間は、雨でもあり、

初日は私が2日よい、二日目は想い人さんが体調不良

3日目も雨で、一緒にお出かけができなかった。

 

どこかにどうしても一緒にいきたくて、

そこそこ、帰宅が遅かったにもかかわらず、どこか行こうと

ノープランで駄々をこねる。

 

夜の下北沢にいこう。

いいね!

 

自転車をレンタルして、少し肌寒い東京のまちを、

過去のやれたかもな話を聞きながら、

連休前の夜中、交通量は少ない大通りを、それなりのスピードで

進んでいく。

交差点の信号待ち、今年さいごかな、なんて言いながら着込んだ

革ジャンにハンチングにジーパンで。

後ろにライト何て背負っちゃって。

ぱっちり二重の大きな目を少し眠たそうに赤らめて、

かっこいいいんだから、もう。

いやあ、いつのまにか、本当に絵になる人になって。

 

再開発が進んだ下北沢、線路の地下化がすすみ、路線跡地の活用と、

大規模な再開発が進んだ。

地区計画を見ると、街並み誘導型地区計画が導入されて久しいはずだが、

特段その効果は感じられない。

東急が入っての下北沢は、雑多で一人ひとりが違った楽しみをしていた

街を、見た目がおしゃれなだけな街にしてしまったかのうようにも

思われる。

想い人さんが過ごした時間を私はしらないから、歩きながら語ってくれる

思いで話にただ耳を傾けるしかできない。

 

ただ、知らない間に居場所を奪われてしまったような

そんなさみしさはわかる気がしている。

下北沢は、東京きたての頃、一人できたと思う。

素昆布、というアンテナショップに行きたくて、右往左往しながら

いった気がしている。

そういう、側面は失われなければいいな、と思っている。