言葉は国民性をつくる
言葉は国民性をつくる(国民性が言葉を作ったのか?)と思う。
いろんな国の人と喋っていると面白い。
どうも、旅をしてもひとり、イナカ子です。
地域の言葉というのは、その人をつくると思う。
日本語にあって海外にない言葉というのはたくさんあって、そうか、この感覚はこの地域には存在しないんだ、、、となることは多い。
先日の記事で英語のshouldの中には、日本語の「〜すべき」「〜しなよ」「〜した方が良くない?」「〜してもいいんじゃない」「〜してみるといいかも」くらいのが一気に含まれるような気がする。と書いた。
他にも色々あるので紹介したい。
「〜してあげる」「〜してくれる」は他人への感情がすごく入っている言い方だけど、英語ではシンプル形「〜する」しかない気がするし、「お疲れ様」はないし、「いただきます」もない。
そして驚かれるのは、"fuck"に当たる日本語がないこと。
いろんな国のfuckを集めたけど、みんなこの手の言葉はいっぱい持ってる。
fuckなしでどうやって生きてきたの?!なんて言われることもあった。
ある日フィンランド人と話をしていたら、「日本には"静かにする"という意味の動詞はあるか」と聞かれた。私はあるよ、と答えて「黙る」を挙げた。
なんでも、英語の" be quiet" は形容詞だから、そういう状態に「なる」だけど、動詞だったら、それは意識的なもの、人間行動の一部として捉えられているということじゃないかって。英語にはないけどフィンランド語にはあるよと言っていた。フィンランド人も日本人も静かってよく言われる国民性だから、なんか面白い。
漫画なんかに出てくる「シーン」は特殊だ。
説明するときは「無音を表す音だよ」と言うけど何言っているのか自分でもわからない。
逆に英語にあって日本語にないのが、"bless you"だ。
くしゃみをしたときに「お大事に〜」という言葉。
全然知らない人がくしゃみをしてもこれを言ったりする。
直訳すると、神のご加護を、みたいなことになる。誰かがくしゃみをするたびにこのbless youが飛び交ってなんだかほっこりする。
メキシコの人はさすが情熱的なラテン語。恋人を呼ぶ「ハニー」「ダーリン」みたいな言葉がたくさんある。
それも、「僕の空」「僕の心」「僕の愛」みたいなロマンチックなのから
「みかんちゃん」「いちごちゃん」みたいなものまであるらしい。
ちなみにメキシコはスペイン語を喋るが、スペインのスペイン語とはまた違うんだって。
ちなみに言語は国民性を作ると言ったけど、私が英語を喋るときは、英語人格になる。
日本語ほどNoと言うのに罪悪感を感じないし、文章のはじめに確信的なことをバーンと出してから詳細を述べる文章だから、はっきりものを言うのよね。
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