ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

イナカ子、会社を辞める。

会社を辞めた。去年の6月。

ご無沙汰しております。ブログ不投稿気味、イナカ子です(爆)

今回は会社を辞めるまでの個人的葛藤をほんの少し書き記そうかと思います。

 

当初はイナカ子も青かったので、情熱さえあればなんとかなると思っていた(笑)

だが組織というものは小さくても重かった・・・ものすごく。

そんな四苦八苦の青二才のお話。

  

イナカ子は田舎の中小企業に勤めていた。

小さい会社なんだからいいアイデア出せば通りそう!大きい会社と違って。

なんて考えていた。

だが現実は、地元以外に住んだことがなく、狭い視野のままプライドだけ育ててしまったおじさんの多いこと。

デザイン職だったので、一般のおじさんより頭は新しいだろうなんて思っていたが全然そんなことはない。

 

何が辛いって、勤めていた数年間、デザインについて苦しめた時間がどれだけあったかということ。

石頭のおじさんたちを相手にどうやって話を持っていけば通りやすいか、どのように振る舞えば話を聞いてもらえるか、そんなことばかりに疲れて。

正しいか間違っているか、良いか悪いか、ではなく「誰が発言したか」ばかり重要視されて、肝心のデザインについて議論されている場面にはほとんど出会わなかった。

 

年を重ねるとなかなか自分を変えるのが難しくなってくる、というのは往々にして耳にした言葉だが、そんなの言い訳だ。

 

そんな人は昔から、賢い器なぞ持っていなかったでしょう。

若い頃は器が空っぽなので、目上の人からうるさく言われたことをそのまま詰め込んでおけばよかった。これを、若い頃の己の柔軟性と思い込んでいる。

これがそのまま年を取り、誰からも教えてもらえない立場になったら、残ったのは怠惰な性格だけ。

変えるのが難しくなった訳ではなく、もともと学ぶことを怠けていたのだ。

 

対して勤勉な人は自分の思考を疑う。だからすぐに他の思考を知りに出かける。

時代はめまぐるしく変わるから、一時正解だったとしても次は違うかもしれない。一時の勉強で知った気にならないで、何度でも出かける。

 

学生時代は勤勉なかっこいいおじさんに囲まれていた。


だけど私が勤めた田舎の会社は、怠惰なおじさんばかり(しかも権力握ってんだよな〜〜〜〜)。

このギャップもいけなかった。

「おじさんってだいたいこういう生き物じゃん」って、諦められなかった。

 

そういう訳で、次の職も決まっていないのにとりあえず辞めた。

 

 

 

 

まあ〜〜〜〜〜〜・・・・向いてないよねわたし会社勤めとか。爆

アクリルガッシュ椿

昔を思い出し、荒ぶる心を落ち着かせる。

 

今週のお題「卒業」