ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

ポメラニアンみたいな男の子に告白された話

新年明けましておめでとうございます。

ナンテン

 

イナカ子、30手前にしてポメラニアンみたいな男の子に神社に呼ばれ、雨の中告白を受ける。

シャイで不器用な彼は、わたしがカッパを着て長靴を履いて自転車にまたがったところで声をかけてくる。

「話したいことがあるから屋根のあるところに行こう」

ちなみにさっきまで窓すらない居酒屋で呑んでいたわね、わたしたち。

 

世間話をしながら歩き、商店街のアーケードを抜け、大学を通り過ぎ、そろそろバタ子さんに新しい顔を持って来てもらうべきかと悩み始めたところで神社が現れた。

 

意を決した彼はわたしをそこへ連れて行き、好きです付き合ってくださいと言った。

 

誰かに好いてもらえているという重大事項は結構強めのクスリだ。

一瞬、ふらっと服用してしまいそうになる。

でもすんでのところで断った。

 

誰かに好いてもらうと、ついその好意にもたれかかってしまいそうになる。

それを服用したら気持ちよくなれるって分かっているからだ。

自己を肯定するという複雑難解な作業を外注できるからだ。

 

でも本当は、自分が好いてほしいと思っているところを好いてほしいのだ。

 

ポメラニアン君の告白冒頭部分によると、彼はわたしに憧れを抱いているという。

それはお決まりの言葉で締めくくられる。

 

「だけど、僕が君みたいになりたいかといえば、それはまた別の話」

 

なんだかちょっとズルいなあ。

わしは馬かい。

君は馬券を握りしめ、観戦席からわたしで夢を見るんかい。

結構足痛いんだよ、知ってる?

 

2018年は年が明けてまもなくフラれ、その反動でヌードを撮ってもらったりヌードを撮ったりストリップに行ったり合コンに行ったり合コンに行ったり合コンに行ったりした。

しかしわたしの子宮は無言を貫いたまま、今に至る。

2019年こそは、そう、子宮直下型大地震がくる。そう予感している。

 

tsumehaya.hateblo.jp

 

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今週のお題「2019年の抱負」