つつじがすでにしなび始めている。
今日もイナカは鎖国中です。
どうも、イナカ子です。
先日、ポートレートなるものを撮る会に参加してきた。
撮るし、撮られる会だった。
イナカ子はフィルムカメラを持っている。
あたくし、ディジタルなんぞ使う下賤の者どもとは違って、
フィルム派ですから。あたくし、フィルムにこだわってますから。
みたいな雰囲気出してるけど
現像はもっぱら商店街の端にあるキングカメラ。
ここのカメラ屋さんはいつも、
「あれ?今日いつもよりかわいいんやない?」
と言ってくれるから
もうわたしはここでしかフィルムを買わない。
さてポートレート会だが、わたしが撮られる側に回ったのは、
いつかの失恋ヌード写真以来だ。
ヌード写真はカメラマンさん(プロ)と一対一なのだが、
大勢のカメラを抱えたお兄様方に囲まれるのはイナカ子史にも
なかなかないことだった。
こういうとき、イナカ子は女優だ。
顔をきめ、ポーズをとり、お兄様方が褒めてくださる
その度に脳みその奥から声がする。
「でも痔じゃん」
ああ、このギャップがたまらなく愛おしい。
ギャップ系女子。わたし痔です!!
この女優になる一瞬は、たまにあったらとてもよい。
お尻が燃え上がりそうなほど本当は恥ずかしいのだが、
(SNSで痔になりましたと投稿するより恥ずかしい)
いつもと違うバージョンのイナカ子が創出できるし、
そっちが写真に残っていく。
まあ、そもそも会自体の雰囲気がとってもよかったのだ。
わたしのようにカメラが好きでモデルに転じる子もいれば、
モデルが入り口でカメラに興味を持ち始めた子もいた。
気取った感じもなく、きれいにポーズを取れる子は素直にみんなに褒められる。
そこは、「かわいい」とか「きれい」とか、
ポジティブな言葉であふれていた。
またすばらしいのは、会を仕切っているお兄さんが、
しっかり会のクリーン性をたもつ努力をしているところ。
だからヌード撮ったのは秘密。
ストリップ行ったのも秘密。
毎晩AV女優のケツ穴をサーチし、自分のそれと比較し嘆いているのも秘密。
お尻に指した軟膏のチューブの先っぽを嗅いで楽しんでいるのも秘密。(朝晩2回)
ネコのお尻の穴を嗅いでいるのも秘密。
…こんなに秘密抱えきれない。
重い。重すぎる。