ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

おかえりの言葉のために旅に出る

もっとも遅い初雪が日本を包んでいますね。

乾いた冬の寒さは風が吹かなければそんなにしんどくなくて、

湿った空気が冷えるのは内側に染み入ってきて、ひどく悲しくなります。

(訳:加湿器つけて窓開けんな、さみい!!)

 

さて、すべりこむように、男はつらいよを見てきました。

 

いい加減で、愉快なおじさん。肝心な所、明らかに関係が変わってしまうことを

恐れて、一番楽しい暗黙の了解を共有してばかりのとらさん。

ひょっとしたら、自分なんかと一緒になったら幸せになれないと、

どこかで思っていたからなのかもしれませんな。

 

時は流れ流れて、みつおが作家としてデビューしているところから始まります。

スマホを持つ高校生、見知った東京の街並み、自動改札のホームがスクリーンに

映し出されても、何故だかやはり懐かしい。

 そもそも、みつおの娘がいい子すぎるんですよ。

おらんやろ、いまどきってくらい。

みつおはとらさんの映画と同じスピードで年を取ってきたせいか、

なんの違和感もありませんでした。

 

初恋のいずみちゃん、複数回マドンナとして登場したリリイは神保町のカフェで

ママをしていました。

ときが人を変えていきますが、思い出話は、それが、けっして変わることのない、

今はすでに失われてしまったものであれば、

もとに帰ることができるんだと、そういう話だった気がします。

変わらないものを共有している時だけ、人は過去に帰ることができるのかも

しれませんね。

 

さくらさんも、ひろしさんも、みんな何の違和感もなかった。

あの物語のまま、あの世界のまま、時がながれていました。

 

とらさん本人は過去映像でしかでてきませんが、

「いま、この場所におじさんがいてくれたら、なんていうんだろ」

という繰り返しでてくるそのセリフが、いないはずのとらさんを

何度もスクリーンに登場させてくれていたように思います。

 

チケットてうりの、席も決まっていない小さめの平たい空間の映画館

小さな規模感で見るべき映画でした。

 

 

お題「最近見た映画」

おくりものが楽しい

休日出勤が必須なのですが、どうしても上司と二人きりになりたくなくて

昼間寝て夜に行こうとしているとかい子です。

 

さて、私にはいくにんかのネットのお友達がいるんですが、

その中でも最も古い友人、「先輩」と誕生日プレゼントを贈り合ってきています。

これまでは

 

ちょっといいエプロン

処方箋的な本(処方箋式のアンケートに応えるとそれに応じた本を持ってきてもらえる)

月の土地セット(三千円くらいで買える)

 

で、先輩は

高いタオル(今治タオルのバスタオルセット)

高い扇子(京都の専門店で買って来ていただいた)

高いお酒(たぶん二つで一万円くらい)

 

をくれた。面白みと金額で殴り合ってきているわけです。

人への贈り物を考えるのが一番楽しいですね。

自分では買えないようなものを買って、それをちゃんと喜んでくれたら

とてもうれしい。

で、今年。

今年は、ほろよい文庫、というものを送ることにした。

そのお酒がその味になるのには理由がある。それは、土地の風土や文化や食事等に

理由があるわけで。それらも含めて知ってもらうために、お酒と小説がセットに

なっているもの。

 

horoyoi-bunko.jp

 

読み切りの短編小説で、恋愛小説らしい。

男性視点と女性視点でそれぞれで書かれている。

いつの間にか日本酒が好きになっている先輩に送ってみたが、

悲しいかな、とてもお酒が弱いので、きっとこれも飲みきるのに2カ月以上に

かかることでしょう。

頑張って飲んでくださいな。

     

 

メッセージカードがおくれたので、安定のブルーハーツ

青春パンクの人生賛歌はてらいが無くてとてもいいと思う。

思わず身体の関係から何度かデートを繰り返し。

でも、これは恋心ではない、と確信してしまった先輩、

それを理解したうえで私はあなたが好きですと、伝えることを決めた彼女

悩んでも結論はきっとでない。とりあえず、走ってみましょうか、と

お付き合いを初めたという先輩に、ぴったりだと思った一文。

 

「運命の人じゃないかもしれないけど『じゃあ、ここで』」

 

なんで、おれはとかい子好きにならなかったのかなあ、とポツリとこぼされる。

そらもう、先輩がまじめでネットをきっかけにしたお付き合いと

リアルは分けるべきだと思っているからですよ、と伝えておいた。

現実世界で出会える、ということはネットの出会いよりももっと複合的な

要素が必要だ。出会えた、という時点から趣味趣向とか、

大切にしたいものとか、人付き合いで大切にしたいことととか、

そろっている場合が多い。そういった背景を含めて、人は人に関心を持つように

なるわけで、それは、ある種自分の変化が分かるものでもあるわけだ。

 

ネットの出会いは、タイミング以上のものは何もない。

後は、自分自身が楽かどうかの判断軸しかないわけだ。

だからたぶん、ネットでの出会いは希薄になりがちだ。

そんな先輩と私が長く続いているのは、互いの現実から一番遠いところにいる

存在だからこそ、だと思う。

 

ほんの少し、だけ。

もう、先輩と二人で遊びにはいけないな、と思ったことが

寂しい、と素直に思ってしまったことは事実だが。

付き合いたかったかと聞かれると、たぶんノーだから。

 

傷つくかもしれない恋愛は、できなくなっているなあ、と思う。

同時に、傷つけることを躊躇してしまう相手とももう付き合えない。

めんどくさいんだな、これが。

 

 

友人に向けて(仮)

 27はロックの鬼門だと言うのはあなたが二人めです。

 今、あなたの嫌いな夏の名残がある太陽のしたで文字を書いています。

 

わたしとあなたの関係性はなんなのでしょうね。

友達とよぶのは少し照れくさい気もします。

飲み仲間、飲み友達と言っていますが、

それにしては私のお酒への愛が足りないし、腐れ縁と呼べるほど

月日は流れていません。

関係性を名づけられそうにないので、互いの話し相手とでもよんでおきますか。

これは、私から私の話し相手におくる最初の■■です。
はじまりは、やはり、こうでしょう。

 

あなたとの思い出に、ろくなものはありません。

 

こちらのセリフだと思っているかもしれませんが、きっとあなたなら、

この滑り出しを気に入ってくれると思います。

私があなたを知ったとき、あなたはすでに様々なことを手放したあとで、

手のなかに残ったものを握りしめもせず

ただ日のあたるところにおいてなおかつ自分の影さえも落ちないよう、

そっと薄闇にいるような感じでした。

  

 私たちの間にあるのは思いつきとアルコール。

そのせいで共通の記憶は少なく、一緒にいてもどちらかしか

覚えていないというパターンがほとんどで、本当に瞬間の関係性。

まあでも、互いの関係性を書くのは違うと思うので、

ただただ、あなたのことを書こうと思います。

 

あなたとの思い出らしきものをならべてみますが、どれも抽象的です。 

ポケットの小瓶の中身が震える音、

思いの外きちんと手入れされたスーツ、その血に流し込むオレンジと青、

読みかけの小説、攻撃的な悲しみ、シーシャの甘い香り、

暗闇で息するたばこのともしび、時にわがままと呼ぶギターの音、

いつも少しずつずれているチューニング、大切にしている名前

 

あなたは不本意だったかもしれませんが、

夜中に送られてくる純度の高い日本語や、

誰とも分かち合えない感情の片りんは、

大変に共鳴度が高く、でも、わかるよとは決して言ってはいけない

思ったので、そっか、とかしか返せなくて。

あ、今、その割にはいつもごちゃごちゃ言うよな、居丈高に、

と思われた気がします。それはごめん。

最近は送られなくなってきたので、心が安定しているのでしょうか。

それならそれでよいです。 

 

思うがままにいきることを、声高に自己を主張することを、

主張できる程度には矜持をもつこと。

あなたが話してくれる思い出話や、人生論は私にとっては実に

耳に痛いものばかりで、いつも圧倒されそうになります。

 

そして、その話を聞くたびに、

あなたはいつも誰かに変わらないでいてくれてよかったと

言われているのかなと思ったりしています。

もしそうだとしたら、どんな言葉を飲み込んだのでしょうか。

 

難しいですね、あなたについて書こうとしているのに主語は私に

なりがちです。まあ、仕方ないか。

 

一言伝えたい感謝があります。

 

 あなたは私に、「ほんと、あんたは自分のことはなさないよな」と

言います。ちょっとしたくだらないトラウマがありまして。

私は一度、自分の内面的な話をつらつらとしていたとき、

「大袈裟なんだね」と、相手に言われたことがあります。

本人は、一生懸命に自分が感じたことを話していただけのつもりでした。

そして、その言葉は私が当時とても好きだった人から言われたりするわけで。


それ以来、自分のことをあまり人に言わなくなりました。

わかってもらえないことよりも、

あきれられるよりも誇張だと言われることが怖かったからです。
でも、何気ない会話のなか、あなたは言ってくれました。

 

「人生は大袈裟なものだろう。」

 

まじで救われました。大げさじゃなくても救世主。

心がほぐれるとは、こういう感覚をいうのかと確かに何かが

溶けて消えて、いっそ衝撃的でした。本当にありがとう。

どんな思いであなたはその言葉を私にほおってくれたんでしょうか。

覚えていないとは思いますが、そのうち聞かせてください。

  

あなたの欲しいものが何なのか、私には皆目分かりません。

だから当然、私ができることも分かりません。

これからも分かることはないのだと思います。

なので、せめて私は、私のために

あなたにおもしろがられるような自分でありたいと思います。

変わらない部分を持ちつづけていれば、あなたはもう少しくらいは私と

遊んでくれるでしょうか。

それが少しくらいは、何かあなたに返したことになるでしょうか。

 

あなたに堂々と語れるような過去を私は持っていません。

全力であれ、と言い聞かせる日々を取り急ぎ送り続けていれば、

それが思い出と呼べるようなものになったころまで、話し相手で

居続けれていれば、その時はめちゃめちゃ自分語りできるかもしれないと

思ったりします。  

 

不本意ながらいつの間にか聞いてる音楽も本も

あなたの影響を受けているようで、自分でみつけた!と思っていて、

気に入ったなーと思った音楽も

過去のあなたの文章のタイトルになってたりして、ちょっとだけ

悔しい気持ちになりました。

ただ、あなたが好きなものの幅が広いだけだと思いますが。

 

勝手に人の人生使って満足すんなと、ぶちぎれている様子が浮かびますが、

これは■■です。言われっぱなしなのです。

だから言い返さないでください。ただ黙って言われていればいいのです。

 

やはり私とあなたですから先のことなんてわかりません。

過去も未来もなんもなくて、今この瞬間ですら、

当たり前に連絡をできる仲のままなのかもわかりません。

これまでも、少なくとも嫌われてないなと思ってましたが。

最近は見透かされ具合がやばいのでちょっと自信がありません。

 

そもそも、私たちの関係は互いが互いの一番に遠いところにいるからこそ

成り立つ関係でもあります。

そういう意味では、とても良い出会い方をしましたね。

 

あなたは肯定なんて望んでいないでしょう。

本当は、正面切って罵倒して引きずって戻してほしいのでしょう。

他人任せで申しわけないですが、それができるだれかと

出会ってほしいと思っています。 

私の同意も共感も薄っぺらいと踏みつけられそうですからね。

でも、本当に私はあなたと過ごすことを楽しんでいたんだって

その部分はできたら信じてもらいたい。

音楽の話も小説の話しも、しょうもない企画案を考える

私の話を聞いてくれることも、いろんなお店を教えてくれることも、

そのお店との関係性を教えてくれることも、

知り合いがほとんどいなかった東京に私が多少なじんでいるとしたら

それは間違いなくあなたのおかげです。

  

これが最後の■■にならないでほしいと願っています。
2回目の■■は、あなたが誰かの隣に死ぬまでいると

決めたときに送りたいからです
3回目は今少し幸せかもしれないとしかめっ面したときにでも送ります。

 

あなたにはこれからも、最大限あなたであろうとした頃の

あなたの罵声をきき、

さらには、物言いたげな死に顔をさらしている

26のあなたを見下ろしながら、生きていっていただきたいのです。

イカレタやつにもぶっ飛んだやつにも、

どちらにもなりきれなかったとしても、あなたを全うしていただけたらなと。

 

あなたをどんな人と表現したらいいのかなと、

優しい人とも違うしなと思っていました。

でもやはり優しい以外表す言葉を私は持てそうにありません。

そこにまっすぐな、も付け加えておきたいと思います。

荒くれ物はあらくれもので、寒がりはさむがりで

それぞれがそれぞれらしくできないことに真剣にいらだって

声を荒げることに躊躇しない。

痛々しいほどのまっすぐさだなと思うわけです。

あなたが生きにくいのは、きっと、寒がりだというくせに

暑がりのふりをする嘘つきが多いからでしょうか。

いきたいところにいってください。

 

肯定しかできないのは私の弱さで、エゴで、甘さなので、

なんとか、あなたを引き留めることに躊躇しない自分になれれば

いいなと、間に合えばいいなと思っています。

あ、また自分語りだ、許してください。

 

もう他人の人生背負えないからってただ優しいだけのお前が嫌いだと

言われてしまうようになりましたが、

そうは言っても

どんな結論であれ、どんな経過であれ、

私はあなたの選択そのものを信じます。

あなたが選んだのだというその事実を信じたいと思っています。

一応、遺言まがいの言葉は受け取りますし、ちゃんと果たすつもりです。

やり方は任されているという理解ですが。

 

いやなかおをしているでしょうか。
そもそもここまで読んでくれてないかもしれません。
それでもいいのです。 

 

これまでありがとう。

それから、ハッピーバースデー

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

www.youtube.com

和装で武装して横須賀へ

土曜日は霙混じりの雨が降り、ポケットから手を出すのに勇気が

必要な一日がでした。

日曜日はまさに、抜けるような青空、風のない穏やかな日。

電車で一時間ほどの横須賀へ出かけてきた。

 

最近、土日のお出かけで支障がない日(大きく体を動かすとか、袖が

邪魔になるような狭い所、とか)は大体着物を着ている。

襟をきちんと抜けるようになってから、着物を着るのがすごく楽になった。

楽しい。

 

この日も、メインは横須賀美術館だったので、着物でいいかあと

母から譲ってもらった藍色の絣の着物をきた。

名古屋帯をあきらめてしまった私は半幅帯がメイン。

今でこそ、どんな帯が結びやすいのか等分かるようになったが、

昔買った帯なんか、値段の割に使い勝手の悪い帯が多く。

その中の1つがこれ。

長いのに厚みがあり、帯芯のない柔らかな帯、柄はかわいいのだけれども。

厚みがあるせいで、どんな結び方をしても私だと帯の重みで下がってきてしまうし、

柔らかすぎるので形をキープすることができない。

だらりと垂らして、動きのある感じを楽しめばいいのだろうけれども、

それには技術が足りなさすぎる。

 

新品で、しかも一万も出して買った帯なのに。

というわけで、ほとんど結ぶことなく高い箪笥の肥やしになっていた帯。

 

さて、話は変わりまして。

先日、いなか子(いなか子は最近着物仲間)がこちらによってくれた。

前回に引き続きお着物。いなか子は名古屋帯がメインだ。

やはり、カジュアルに着ていても、シュッとして見えるし、

彩も多くていい。いいなあ。。。。んー

 

というわけで、久々に引っ張り出した、例の帯。

半帯で長く、やわらかくて、リバーシなのであればお太鼓風の結び方ができる。

特に二回ぎゅっと結ぶ段階があるのだが、やわらかい帯の方が結び目を小さくできる。

 

f:id:tsumehaya:20200121193223p:plain


着物は絣。大ぶりの柄なので相性も良さげだ。

やはり柔らかい帯のため、自重で下がってしまう。帯締めを入れてみたが、

帯上げを足して、枕を使ってもよかったかもしれない。

襟を詰めず、半襟を多く見せれば、なだらかな肩に見える。

毎回わかってはいるのだがその辺りがなかなかうまくできない。

こういう結び方であれば、この帯も使えることが分かった。

 

横須賀で目指したのは、横須賀美術館

海と陸上の連続性、丸窓から絵のように見える風景が特徴的な美術館だ。

まあ、肝心の丸窓の写真撮ってくるの忘れたけど。

f:id:tsumehaya:20200121194230p:plain



何より天気が良かった。

 

美術館は大きな公園の一部として位置付けられていて、

ちょっとしたハイキング見たいな感じになっている。見晴らしがよく、

小高い丘の上からみる太平洋は、その広さを分かりやすく伝えてくれるようで。

 

裏手には砲台跡なんかが残っていた。

 

予算がないのか、看板や柵の老朽化が激しく、なかなか、にぎわう場所には

なり切れない感じがあるが、適度な廃墟感は写真好きな人にはいいのかも

しれない。

 

 


おちなし、やまなし。

ただの旅行記

 

このあと、どぶ板ストリートに言ったが、想像していたようなアウトロー感はなく、

Xのヒデが通っていたであろう面影もなく、

無機質にただきれいにされた空間がのこり、まさしく廃墟だった。

 

役どころと居どころ~体験店長してきた~

出会いがなくて、なんていう言葉の意味はいろいろだと思いますが、

①(自分が望む)出会いがなくて、

なのか、

②(新しい人との)出会いがなくて

では、だいぶハードルが変わる。

トカイ子、たぶん、いまだにつきに2、3人は知り合いを増やしている方なので、

②の意味で出会いには困っていない。

 

なにせ、トカイ子ですから。

 

さて、トカイ子、少しだけADD(注意欠陥性障害)の素養がある。

だから、絶対に飲食店のバイトだけはしてこなかった。

間違いなく、間違える。複数の情報を管理なんてできないし、

おそらく、手順が確立することもない。

だけど、自身がカウンターしかないお店に行く機会も増え、

カウンター越しの会話もするようになり、

ずっと、一度でいいから飲食店、してみたいなあと思うようになった。

 

犬も歩けばなんとやら。夜は短し歩けよ乙女

願えよさすれば与えられん(あれ、ちがったかも)

 

場づくり、という意味でも大変に魅力的な場所と出会うことができた。

porto.tokyo

 

カウンターだけの小さなスペース、

「やくどころ」と「いどころ」で、居場所をつくる、という考え方だそうで、

場を持つことのハードルを下げたい、利益よりもコンセプトを貫きたい。

そんな思いで作られている。

 

役どころは、自分自身が何か貢献しできること、いどころは、居て心地よい空間。

どうしても、役どころがないといたたまれなくなってしまうトカイ子。

そうか、二つの軸があるのか、とほっとした気持ちで、場へ向かった。

 

せっかくだからなあ、と着物で。もちろん、メモ紙も忘れずに。

マネージャーさんは時間通りに来てくれて、店長さんは遅刻。

「時間通りに来るのが得意な人と、苦手な人がいるからいいんですよ」

と年の変わらないマネージャーさんがいう。

そうか、いいのか、とまたほっとする。

 

隣の人に話しかけるのが当たり前、話をするのが当たり前。

そんな空間の心地よさ。

 

PRマネージャー、アカデミック専門の書店、何でもござれの業務委託者、

会社にリゾート地で買ったスカートで出勤する年下の女の子。

 

こうでなければならない、がない空間。

楽しいなあ。。。。。

 

体験の順番が回ってきて、たすき掛け。人前にでるとトカイ子つよいから。

即興で落語ネタをやり、枕をかたり。

ちゃんとおもてなし。

 

そして、あれ、私、この規模感と「失敗しても大丈夫」な安心感があると、

意外と間違えないもんなんだな、人の顔を忘れずにドリンク出せる。

ああ、できた。

 

久しぶりに嬉しかった。

 

f:id:tsumehaya:20200127201459p:plain



トリミングの限界がすぎる笑

 

 

 

先輩の落語会に行ってきた

 

仕事柄、市役所、区役所その他施設にしょっちゅう行きますが、

北区役所はいくまでの道のりがほんとに気持ちがいいので、好きです。

仕事は全然ないから、頻繁にいけないのが難点。

どうも、とかい子です。

 

昨日、所属していた落研のプロになった先輩の独演会に行ってきた。

昨年、一度だけあった同い年の楽しめな女性と一緒に。

落語に人を誘うときはとても気をつかう。

そもそも、長いわりに合うかどうかわからない。個人差もあるし、

基礎知識も必要なこともあるし。

なにより、長い。最後まで見ないとわからない。部分ぶぶんで

楽しめるかわからない。

 

そんなわけで、もと舞台美術をやっていた、プロレスを愛している

彼女を誘ってみた。

先輩の落語なら面白いこと間違いないだろうし。

 

前座さんをガンバレーと応援しつつ。

二つ目の先輩の登場をまつ。

前座と二つ目の差は驚くほど明確である。

声の出方、目線の使い方、所作どれをとっても歴然の差がある。

なんでも、先輩の誕生日に大きな箱(会場)をプレゼントするよ!と仲の良い社長が用意してくれたそう。

キャパ400、独演会なので、ほぼ先輩が一人で努める。

西日暮里というのもまたよきよき。

 

前座の後に話したのは、

テンポよく、言葉だけで笑わせていくやかん

かっぽれをはさみ、

情景描写が強い死神

(ただし、死神についてはちょっと不満だったな。もっと、言葉が少ないほうがすき)

紙きり芸を挟み(発泡スチロールだけど)

最後は郭話の明烏だった。

ひとりで3席、方向性の全く違う話をこなし、最後の方はもはや気力だった。

品のいい若旦那を演じる、先輩が新鮮だったな。

 

発泡スチロールの紙きり芸は、ちこちゃんをゲットした。

一緒に来た子にプレゼントしておいた。

 

ちらほらと、落研時代の先輩や、後輩たちの姿を見かけた。

変わらずに変わり続ける、なんていうと、

かりものの言葉だが、変わらないまま、確実に育っていく先輩の姿が懐かしくも新鮮だった。

 

落語家の枕の定番は、自身の前座時代の失敗談だ。普通の社会人でやからしてしまったらトラウマになってしまいそうだが、落語家は、それを笑いに変えてもらえる。

失敗談が必要とされる、それが価値になる、落語家という世界のあたたかさ。

落語は人間の業の肯定だと、改めておもう。

エラーやミスや欠陥があることが必要だし、

それを認めて芸を磨いていかないといけないのだから。

 

本当に、愛おしいくてたまらない世界だ。

f:id:tsumehaya:20200114194615p:plain

 

 

紙屑置き場

※文章にはならない、かといって流すには惜しいおもいつきを都度都度追加していく散文置き場

※ラインのタイムライン見たいなところにちょこちょこ書いていたようなやつをこっちにお引っ越しさせるやつ

※もし、あれ、コレ他でもみたなーって思ったかた、決して振り返ってはいけません。

 

深夜の漫画喫茶、お茶らけた主人公がいう

「遠慮なく他人の心配ができるってのは気持ちがいいもんだな」

なんだ、私だけじゃないんだ。

 

詩集を衝動買いした。

「まえがみにかけた 途方もない時間に あなた」

たまらなくて、何度も見返した。

きってもきっても、気づけば視界をふさぐ、その一部にあなた

 

「分かってる。これも暴力だって。ごめん」

誰にも吐き出せなかったであろう、重たい相談話を聞いている時、

ぽつりと相手が吐き出した、一言

察しのいい人というのは不幸で、気づかずに不条理に相手を傷つけることが

できず、自分で抱え込んでしまう。

吐き出した所で楽になんてなれやしないのに。

「いいよ、あたしは君の友達だから。」

 

「気にしないために他の事で頭をいっぱいにすることはできる。

だけど、その人を想わないで過ごすことは裏切りだから。

苦しくてもその人を思う時間をつくらないといけない。

そのために、おれは君を傷つけてるんだよ。」

いいんだよ、世の中に一人くらい、鮮やかに切りつけても後悔しない、

そんな人間がいたって。

 

「察しがいいってのは、いいことなんかなくて、相手が悟ってほしくないこと、

気づいてほしくないことまで、気がついちゃうから。

そして、分かった上で何も言わないか、分かった上で行動してあげるか、

優しさってそのどちらかでしかない」

君のことをきみ以上に理解して、言語かできる人はいるんだろうか。

君が望んでいる答えは、沈黙の中にも喧騒の中にも、音楽にも映画にも

詩にもないみたいだ。

 

どうして、私はわたしなんだろう。どうしてわたしは、あの子じゃないんだろう。

27になっても、このフレーズは呪いだ。

ありのままに、意味なんてないのに。

 

好きでもないけど、嫌いではない。

ああ、人畜無害な生き物だわ。どうせ、こちらが闇をぶつけても、

大したことないって信じて疑わないんだろうな。

知らなかった。肯定されるだけってすっごいむかつくんだな。

 

クロはくろ。しろくても黒。

そう見えているんだから、黒。見方を変えるとか、そんな無駄なことしなくていい。

黒なんだもん。

 

自分が望んでいることを、相手も望んでいるって

どうしてお気楽に信じられるんだろう。

 

生きてたっていいことない。確かに、そんな人生もある。

現代の法律その他もろもろ全てが、生きるために整えられている。

もし、制度が自死を肯定したら根底からおかしくなってしまうのかな。

 

香ばしいブーツの音が響く冬の朝。乾燥して、一層冷たい空気にひびく、

「ぽけっと、お借りします」

前を歩くひと組の男女の、小柄な女性がうれしそうにつぶやき。

4つのポケット、一つを残して満室です。

「君の手の 大きさ思い かうコート」

 

さよならの文字を描くのにがたばこは何本あればいい?

せめて最後の一本をすうまで私そばにいさせてね。

そばに入れなくても、最後の一本はかぞえたくなかったけど。

でも、火がつかないと確信が持てたから捨てたんだ。

 

嘘をつかずに過ごせる一日があれば、それだけでちょっとだけ、

自分を許す気になるかもしれない。 

 

そういえば、ここ2年。共感のできない悲しみにさらされ続けている。

日常がむしばまれているとまでは言わないけれど、はくものももうない

 

自分にとって大切なものが相手にとってはとるに足らないものだという事実を

突きつけられたときかなしいよりいら立つが先に来てしまった。

傲慢以外の何物でもない

 

苦痛に近い満腹感から逃れられないでいる。

 

日常になじみつつあるものがなくなってしまうと、とてもさみしい。

そして、さみしいと思わなくなってしまうであろうこともわかっていて、

もっと寂しくなった。

 

 つまらないとわかっていても、やめる勇気がなくて私はまた、一時的に

だれかを傷つけない方法を選らんで、いつか突き刺すその切っ先を鋭くしている。

寒くてさみしい、と私に訴える君が見る暗闇の深さはたぶん

私の足元に広がっていて、君の影の色が濃くなった理由の一つは

多分私で、そんな自意識過剰な反省会。

 

くらいことばっかり考えてるみたいだけれど。

本当は何にも考えてないんだな、これが。

 

生きていると愛されたい

でも、自分には愛される資格がない

絶望色の独り言だった。

 

日本語が出てこない。

理論だった話ができない。

整然と並んだ言葉が出てくるのが好きだった。

いやだな、ずっと頭が痛いんだ。

一枚まくの向こう側。ほんとうのじぶん、とやらが

赤潮の海に浮かぶ魚のように窒息死している。

最後に見た空はせめて青空だったかい?

のぞんで沈んだくらい底、そこが暗いと教えたのは痛いほどのまぶしさ

ああ、いやだな。頭がいたいんだ。

 

夢を見た。

誰かと話していて、次の時間の講義をおもいだそうとしているのに

教室がわからなくてそもそも何の講義だったかもわからなくて、

レポート書かないといけないのになんだっけって焦るんですが、

ふと、あ、そうだった。私、卒業したし、働いてるんだっけと

思い出して。

寝坊した。

 

昔むかしに、きれいなものを見るための目を探す男の子の話を書いたっけな。