ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

リフレイン

夜中に文章を書くとろくなことにならないことは前提で、

脳内にこびりついたいくつかの言葉や映像がちらついて、

どうしようもなくなることが常である。

 

弟に関しては、小学校のとき、理不尽に私が切れて突き飛ばし、

まだ対格差では私が大きかったため、悔しそうにこちらをみて泣いて

学校に行っている時の顔や、

妹といつも一緒に寝ていて、なぜか私が怒って自分のベットに行けと

強く頬を叩いた時の手に残った感触とか、

野球に行くたびに母が怒鳴るのを嫌がって、帽子を隠してしまったこととか

そんなことばかりがよぎって

高校の時、いじわるせずに電子辞書貸してあげればよかった、とか

宿題教えてあげればよかったとか、

もっと味方になってやればよかったとか

私がいじわるだったから、今こうなってるんだろうなあとか、

もっと優しくしておけばよかったなあって

 

RADも、教えてくれたのは弟だったのに。

もっと優しくできればよかったのになあって。

 

全部が自分のせいだと思うほど思い上がってるつもりはないけど。

でも、もしもう少し優しければ、もう少し話し相手になってやれていたら

違う結果があったんだろうなと思わずにはいられない。

 

そういうことばかり鮮明に覚えていて

そうじゃない記憶が全然浮かばない。

ひたすらに祈っては、泣いて終わりだ。

 

優しくあればよかったのに。

どうしてこう、自分勝手にしか動けないんだろうと、

家に帰りながらまた泣いた。

仏壇に手を合わせてはないて、父がようやく笑ってまた泣いた。

そして今また、泣きながら文章をつづっている。

 

昔から泣き虫な方で、本当はちょっとしたことでもすぐに泣いてしまう。

泣いている暇があったら、と思うのだが、泣くくらいしかできなくて

そう思うとまた涙がでる。

 

傷つけた人の顔ばかりが浮かんで、打ち消すように

人に親切で在ろうとするのは、あさましいことだと理解している。

 

伝えたいごめんなさいが多すぎて夜が永遠であればと思ってしまう。