ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと

4月になりました。

遅くなってすみません、先輩、

お誕生日おめでとうございます。

 

お手紙だしてから、随分たってしまったように思います。

おげんきですか?

社長が交代したようですが、おかわりないでしょうか。

私はというと、仕事をやめまして、かねてより乗ってみたかったサンライズ出雲にのり、岡山の地をめざし、これまたかねてより目標のしまなみ海道サイクリングと尾道ゲストハウス宿泊という

今やらねば、を詰め込んだ旅に出ております。

一週間位たびしたかったけど、実家も心配だし、予算もないので。

あまり贅沢せずにいく予定です。

 

そう、仕事やめたんですよ。

また、挫折してしまいました。挫折といえるほどなのかさえ、疑問ですが。

やれるだけのことをしたかと聞かれれば、ノーです。

出きるだけの努力が、積み上げがあったかと聞かれたら、自信はありません。

まだ、できたと思います。

それでも、コンサルトして働けていないという事実と、諸々の諸条件があって。

シンプルに不平不満うずまく会社と、なによりコンサルとして働けていないと言う事実に疲れはててしまった、ということがあります。

あと、シンプルにお金がほしくなりました。

一人じゃできないと思ったこととあまりにメンタルが不安定だったのでコーチングをつけました。

本当にいきたかった会社にはいけなかったけど、でも、面白そうな会社に入ります。

そこで専門性がみにつくかは疑問ですけど。

 

今、サンライズ出雲の10号車にある飲食スペースにいます。

街灯が減って車窓の風景が徐々にくらくなってきました。

さけも回ってきたし。一人が少し淋しくもあり。久びさに真実一人だなと思ったり。

不安です。とても。

親に孫を見せてあげないということが申し訳ないので。旅行につれてってあげたい。

妹も守りたい。もらったものを返したい。

ひいては、私が幸せになりたいから、回りに幸せになってほしい。

臆病で、びびりだから。

せめて、そうしてほしい。

先輩も幸せであってほしいとおもっています。

届いていますか、届いてほしいです。

 

サンライズ出雲、雑魚寝のところでもフェリーの三等船室依りも全然素敵です。

ちょっと高級なカプセルホテルくらいの寬さはあります。

おへやもふつうにたてるくらいのスペースはありました。

家族連れでは難しいかもですね。

 

部屋がある分、通路はげきせまです。

すれ違えません。

すこしはばのあるひとだと無理です。

ご高齢のかたもおおいので、夜光バスよりも確かに、快適ですもんね。

飲食スペースはそんなはに広くないので、早い者勝ちでした

シャワーも浴びてみたかったけど、競争率高そうでしたので。

戦えないかもしれない、けど、いざというときにおれない、そうでありたいとおもっています。

もし先輩がこまっても、私、自信をもって両手出せるように。

鍛えておきますね。

 

それでは、また、この先で会いましょう。

 

わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ あまのつり舟 

 

眺めの袖は役に立つ~岡崎市・名古屋市編~

年度末明けて、新年度

今年も個性を叩き潰されたリクルートスーツの新社会人が

あちらこちらで見られますね。

どうも、とかい子です。

 

めったに人と旅行に行かないとかい子、と言いたいところだけど、

直近は人と行ってばかりだな。一人旅のふらふらと寄り道することが

大好きなんだけども。

 

そんなわけで、「東海オンエアの展示見に行かない?」という

人生で初めてのパターンのお誘いを受けて、社交辞令で返事をしたら

いくことになってしまって、げんなり。

いや、好きですけどね、彼らのことは。ただ、別に素人の作品にお金をかけたいとは

思わないわけですよ、、、、、

というわけで、さすがに、岡崎市二日間は興味がない、

ジブリパークに行っていいかとJTBのチケット(一人3万円、新幹線込み)を購入

 

よく考えれば、岡崎市自体は官民連携の街づくりで非常に注目度の高い

地域だったなと。この規模の自治体にしてはあり得ない、100億近くを投資した

河川を含む広域型のエリアマネジメント

 

www.city.okazaki.lg.jp

 

街中ウォーカブル事業や、かわまちづくり等、複数の手法を組み合わせて

横断的な街づくりを展開、町の価値を上げつつ、地域の色を損なわない、そんな

取組にも感じた。

どこもかしこも自由が丘みたいなおしゃれな街並みにする必要はないのよ。

非日常よりも、日常を、暮らしの町の中であってほしい。

落ち込んだ時も、そうでないときも。キラキラばかりじゃだめなのよ。

 

そんなわけで、かけらも興味を持てなかった展示会でしたね。

すげええ!って歓声を上げる若者をそれはそれはひややかな目で見ておりました。

ダメですね、、、、。ビジネスモデルとしては興味あるけどエンタメとしては

そんなに。

こういうものに関して言えば、ライブに価値はない、作り上げられた作品にのみ

興味があるのよ、なタイプのようでした。

 

岡崎市は楽しかったです。

 

指定管理ではあるものの、社会実験として収益を伴うイベントなどもしているよう。

ゆくゆくは、PFIに移行していきたいのかな。。。?

公園の横にちょっとした調理ならできそうな手洗い場等が設置されていて、すごく新しい空間だった。

ステージ常設で、地元のダンス部の子たちが練習していたり、

スケボーとかできそうな空間もあったり。

 

 

緑道側にも連続してベンチや屋根があり、公園を中心として町全体が展開されている

ように感じた。

 

こっちは本命のかわまちづくりの方。

多分、水辺リングもかかわっているのかなと思われる。

階段のところにちょっとした机やいすが設置されていて、川辺の上はサイクリング

ロードになっており、荒川や狛江の多摩川沿いよりも、公園に近いような

活用しやすい印象を受けた。

 

いいね、まちの資源を活用してるって、感じがあって。

特別な誰かだけじゃなくて、この町でつくれる暮らし方があるって感じた。

 

それから、名古屋市内に移動、名古屋飯を食べたことがないそうなので、

とりあえず、全部出してくれそうな店に。

 

tabelog.com

 

お手頃価格でそれなりにいろいろ食べれた。

なんだか聞いたことがある名前だったから、テレビか何かで見たのかもしれない。

 

久々にこう、どうしたいのかわからない恋愛相談を聞きつつ。

とりあえず、男女の仲は、初めてしまえば、いつかは終わる。結婚だって

永遠じゃない。でも、この年になると、この人と仲良くしたい、わかりあいたいと

思える人との出会いは貴重だから、たとえどんな仲であっても縁が続くような

関係をきずくことが先決では?とアドバイスしておいた。

 

もう、会うことがない元カレたち。でも、もう一度会えたらいいなと

本当に思っている。あんな風に一生懸命分かり合おうとしたことは、これから先、

もうないのかもしれないのだから。

そして、そんな相手と切れてしまうことは、本当に悲しい。

 

とか思いながら、翌日はモーニングへ。

 

juno.nagoya

 

偶然ではあるのだが、ここ、入社してすぐ、会社の先輩に連れてきていただいた

茶店

モーニングがあることを知り、朝からいそいそと向かう。

シナモントースト食べました、600円。安いか高いかはわかりません。

もともと、モーニングってコーヒーの値段で軽食食べれるんじゃなかったけ、と

思いつつ、そもそもコーヒーをその値段で飲んでるは、普段と思ったので、

こんなもんだな、と思い直す。

6年ぶりでしたね、おかげさまです。

 

そして、実は少しだけ関与している(らしい)ジブリパークへ。

3枚のチケットすべてあるので、回ることに。

チケットは、時間制なのだが、こう、なんだかな、目いっぱい消費しよう、として

少しでも、みたいに写真ばしゃばしゃ撮ってしている消費者をみると、

これでいいのかな、何て思ってしまう。

値段以上の価値を得たい、リターンが欲しい。少しでも多く満足したい。

そういった感覚が非常に疲れてしまって、積極的にポイントカードを断っている。

適切な金額を支払いたい。

ジブリパーク自体は、本当に公園で、どちらかというと、博物館に近い。

ジブリが時代背景を丁寧に追っている分、生活としてのイメージがあるから、

ただ羅列してあるよりも、当時の暮らし方、みたいなものをより理解できる。

 

特に、食べるをとるの展示は、これまでのいろいろなジブリの展示の中でも

ポイントの説明が多くて非常に面白かった。

ジブリは、食べ物は3色で描くのが一番いいとして、本当に3色しか使って

いないそうだ。また、見知っているものを食べるときの目線の動き、初めて食べる

物の目線の動きの描き方の違い等、なぜ、映像に共感できるのか、ということが

徹底的に観察されていて面白かった。

 

 

見ごたえあった。

消費者ではなく、あくまで、体験者として過ごせただろうか。

ちょっと自信がない。

あと、インスタントカメラも、チェキも室内は弱い。全然勝てない。

 

うまく撮れるようになるのは果たしていつなのか。。。。。

 

 

 

 

眺めの袖は役に立つ~広島編②~

いいコワーキングスペースをみつけました

これは、通いますねえ、どうもトカイ子です。

 

広島編その2です。

朝一移動しないと、混むであろう宮島を目指して、

朝ごはんはよーいどん

起きて15分以内に家をでる生活を、もう10年近くしている自負が

あるわけで、きちんと1時間前におきて、お茶飲んだり、

お風呂はいったり、お化粧したりしている同い年人間30年目の二人の

気配を感じつつ、起きて15分ででれるっていいよったよー

おきるんかなあ、って言ってる声を聴きつつ。

まじで五分前におきました。きちんとすてきなおねえさんしてるよこで

四捨五入したらぎりぎり社会人の私。

朝ごはんはホテルのビュッフェ。楽しいよね、あれ。

外資系のホテルだから、いわゆるお盆がなくてワンプレーと形式

飲み物が充実してましたね。エスプレッソマシーンとかもあったし。

ただ、いわゆるウィンナーとか、そういうどこにでもありそうなのが

逆になかった。あとサラダとか。まだ寝起きで頭が働かないため、

おかゆをすすりつつ、二人がもりもり食べるのをみる。

デザートも食べたかったような気がするんだけどなあ。

 

忘れ物ないかのチェックをしてもらいつつ、お支払い。

タクシーを呼んで広島駅で、フェリーもこみのチケットを買う

向かい合わせの席でのんびり移動しつつ。

宮島前駅についたら、まさかの市電がここまで伸びていることに気づく。

路面電車のりたかったのに。。残念。

往復券を買ってしまったので、帰りに違う便にのるということができない。

 

修学旅行生をはために、あれに乗るぞ!ダッシュだ!と

海に繰り出し、徐々に見えてくる厳島神社

鹿がその辺あるいてた。あんまり珍しくはないんだけれども。

その辺歩いてるからね、実家だと。

海沿いをてくてく歩きながら、フォトスポットを探しつつ。

海に浮かぶ世界遺産をながめる。

さいころに買ってもらった世界遺産時点は何度も読んでいた中で

海の波の影響を小さくするために板の間の間に広い隙間を開けていたことなんかを確かめる。

 

2人で、安産祈願のお守りなんかを買い。

修学旅行やら結婚式でひしめく神の島をふらつく。

 

透明度の高い海に浮かぶ、神踊る場所。木造建築の鳥居は、取り巻く環境とは

無縁のような顔をして悠々とそこにある。

ベストフォトスポットの脇で、写真もうまく取れないので、と動画を回す。

次はいつだろねえ、なんて言いながら、固定資産税の話なんてしつつ

礫のようにあびされるもみじ饅頭の嵐をぶつけられながら、

もうこれはもみじの形してたらなんでもありなんじゃないかと思ってきた。

途中、とったびで出てくるコッペパンのお店のあんこに舌鼓をうち。

これは本当においしかった。

わりと早々にやることなくなってしまって、宮島をあとに。

 

朝早くから歩き回ってつかれっちゃったね、と言葉少なげに電車にもどる。

駅に戻れば、取り合えずお土産を買い続ける二人をながめつつ、

お昼ご飯は、汁なしタンタンメンを物色。

なんか、そうめんみたいだねえ、びりびりとくる山椒に山ほどの

お酢をぶっかけてするするとすする。想い人さんのしかめっつらが浮かびますね。

 

さて、お昼ご飯もとりあえず食べたので、

余りある時間をつぶすべくカフェを目指したら、空いてなかった。

ので、どこにでもあるでかいTSUTAYAの中にあるカフェで時間をつぶす。

そのあとは本屋へ。

旅の帰り道では本を読むのですね。3冊ほど購入

お友達は絵葉書を購入しておりました。

早めに荷物を引きずり出し、新幹線にお見送り。

空港行のバスに並んだら想定上に並んでいて、早めにいっておいてよかったと

日曜の帰り、だれがどこに向かうのかなと想像を膨らませながら。

明日のことを考えて強制的に寝てしまいたい。

空港に着くと、ほとんどの店がもう閉まっていて、コンビニもなく。

保安検査場の向こうにはマジでなにもなかった。

酒を買い求め、かろうじてつまみになりそうなチーズちくわなるものを入手し、

もぐもぐと食べつつ、久しく遠ざかっている9%の惰性を流し込む。

 

そしたら、飛行機おくれてた、、、

絶妙に周りきらない酒でふわふわと本を読む。

あまり好きな文書ではなくて、断片的なイメージが結ばれては離散していく。

飛行機に乗り込んで、気圧で眠くなると思っていたのに、全然眠くならず

不快な酩酊感が胃の真ん中から広がっていく。

 

半覚醒状態でついた成田空港。

ここからさらに1時間。あくびのし過ぎであごの付け根がいたい。

滑り込むように帰宅し、荷物をおいて早々に意識を手放す。

 

もう少し2つかめのプランをねっておくんだったな、という後悔と

お互いの深い部分をもう語ることができないこの自意識過剰さ加減に

嫌気がさしつつ、眠る。

 

また、いつか、この旅に続きがあることをいのって。

 

長めの袖は役に立つ~広島編①~

年度末入りました、トカイ子です。

 

以前、怒りのままの書き連ねた中学校の友達と、

出産前に三人で旅行に行きました。

雨の日の広島という、ジミーにやることがないこの土地で

どうにか楽しもうと検討した旅行プラン。

 

往復新幹線たっけえ、、、となり、やや豪華な夜行バスへ。

東京・長崎の夜行バスも乗ったことあったけな。その時は、

朝お茶配ってくれたり、何か豪華だった。

夜行バスに関しては圧倒的にウィラー信者なわけですが、

今回は初めて乗るジャムジャムライナーへ。

せっかくの3列なのに、全然トイレにアクセスできる気配がなく。

これは、リピート無しかな、、、なんて思いつつ

12時間の旅を続ける。

今回は、出産前の友だちとの旅行のため、何か思い出に残る

ものを、と初めてインスタントカメラを購入。

手先が器用で、昔から工作が上手だった友達に写真台紙をつくってもらう。

上手なのよね、チェキ買ったし、シーリングスタンプ、始めようかしら。昔からやりたかったんだよな。

 

火遊びすんなって怒られるかしら。

 

子供のころ、誰かが持っていて、何にもないところから

徐々に写真が出てくるのが面白く眺めていた気がする。

そういえば、インスタントカメラも当時たぶん専門学校か

短大のいとこが数枚残ってるからと、自撮りに写しこませてくれたことを微妙に覚えていて。 

 

写真を撮る、という行為自体は昔から好きだったんだな、と

大事大事に持ち運んでたのに、着替えようと入ったトイレで

落として蓋閉まらんくなったバカ。

 

instax.jp

 

後、フィルム高い。

全国旅行支援の恩恵にあずかって、普段だったら絶対に泊まれない

高めのホテルに泊まることができまして。

 

荷物を預けて、歩いてお好み村へ。戦後間もなくの闇市が発端の

この場所はそう考えると、歴史ある空間だとしみじみ見ている。

場所は調べていても、どこがいいかなんて知らんので適当に入れそうなところに

入る。

まあ、そんなに大きな違いはないかな、なんておもったりね。

そういう意味では、大阪の焼きそば、おいしいんだよな。

 

雨も降ってきたし、あまり歩けないので

商店街へ向かう。アンデルセン本店があることのみ把握。

一本裏通りは、古い商店が多く残っていて、1人であるくなら絶対こっちの方が

楽しいけれども。

表の大きな通りは、チェーン店ばかりなので、路面価が高いのだろう。

アーケードの維持費だけでも結構かかるもんね。

www.andersen.co.jp

雨も降ってたし、屋根のある所がいいと、そそのかしつつ、

夜に使う入浴剤を購入しに行く。この間にアルバムを作ろうという魂胆

途中、長崎屋という物産館による。

www.hiroshima-gift.co.jp

オオサンショウオこんにゃくを全力でおすすめしたのに、

全然二人ともヒットしていなかった。レアなんだぞ、このこんにゃく。



おなか一杯のまま、まあ、カフェでもいくか、準喫茶

創業70年らしい。店内にたばこの自販機があるという、近年消え失せつつ

ある文化。

パフェにホットレモン、クリームソーダを注文。レモンは本場だねえというと

震えあがる酸っぱさだった。私が震えるなんて、大体の人は飲めないのでは

ないかなおと思われる。

tabetainjya.com

 

雨宿りもすんで、じゃあ、ホテルでゴロゴロしましょうかね、と

ヒルトン広島へ移動。

hiltonhotels.jp

 

宿泊費、1人1万ごえ。ふるえちゃうんだぜ。

事前に預けておいた荷物は部屋にとどいており。

お祝いしようね、とケーキを購入。

 

竜とそばかすの姫でも見ようと、ベットでゴロゴロしながら映画をみる。

夕ご飯は何にしようかねえ、と小食の二人の様子をうかがいながら検討。

 

鉄板焼きでもたべようか、と一路居酒屋へ。

www.hotpepper.jp

 

信じられんほどわかりにくいところにあった。。。。

三人でちょっとずつつまみながら、心友ぐみの話をしたり、

各々の近況をゆるゆる話たり。お互いいろいろあることはわかっているから、

あまり深い話はできない。大切に思っているからこそ、ハリネズミの距離。

それでも、いいよね。だって、君たちのこと、大好きだもん。

 

一人あたりの単価が五千円のお店で、まさかの三人で七千円。

想い人さんと飲みにいくと、六千円は必須なのに、なんてコスパのいいこと。

風俗街をてくてくと、探すは、心友グミとジンジャエール

 

世代過ぎてつらいのよね。

ホテルに戻って、プラスチックのシャンパングラス。

ケーキがあることを確認して、こそこそと、2人でアルバムの用意。

チェキは近づいてとらないといけないのね、と反省しつつ、

出来のいい写真を集めてペタペタと張っていく。

中学校時代に三人でとった写真も追加して、メッセージを添えて。

 

ジンジャエールとケーキで乾杯!

同じような話をぐるぐるしてると分かっていても、名残り惜しい夜は過ぎていく。

また明日で終わる今日、きっとこのお休みを、何年たっても思い出すのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

長めの袖は役に立つ~飛騨高山編~

2月終わりそうという事実に違うものが終わりそう。

どうも、とかいこです。

 

さて、想い人さん、20代卒業ということで、かねてから聞いていた飛騨高山へ。

お金マジで足りるかどうかドキドキしながら、なんとかかき集め。

全国旅行支援の力も借りつつ、

昔、お父さんとバイクできたというこの地を目指す。

前日はライブハウスな相方さんを朝六時代の新幹線にのせるという

ドキドキなミッション

一週間も前から荷物をつめ

(下にきる半袖とかぜんぶ忘れた)

洋服をかい(一万円もした)

新幹線とレンタカーを手配し

(新幹線だけで二人六万もした)

パソコンどうしようかなあと思いながら一応所持

(一回もひらかんかった)

 

プレゼントの予算がつきたので、

せめて、と思い、宿の人に頼んでケーキを手配。

朝ぐずる想い人をどうにかおこして、

新幹線へ。

朝ごはんを好きなの買いなーと

鯖寿司を購入

 

二人ともろくに寝てないので爆睡

名古屋に到着して、素早く乗り換え。

飛騨高山号は、合間合間に現地の高校生による見所紹介のアナウンスが入る。

途中、日本のセーヌ川、と呼ばれているという紹介に、いや日本の方がいいでしょ、と意気投合しながら突っ込み。

徐々に深くなる雪景色を、見ることなく

私は撃沈。

 

四時間の道のりをおえて、降り立つ駅は

肺のそこに染み入るようなつめたさ。

ぶかぶかのカシミアのコートを着込む。

大きな駅なのに自動改札ではないので駅員さんに切符をきってもらう。

久々である。

雪のなか、がらごろとキャリーをひきづってお久しぶりのニコニコレンタカー

まだこおりはじめの道路を用心しながら運転してもらいながら、まず始めに目指すは、白川郷が再現された飛騨のさと。

実はこの手のやつは散々川崎でみてたりして、という本音は靴下の奥底にしまいこみ。

雪深い地域の知恵がつまった白川郷の本来の姿をみる。

水深5mの人工の貯留池は完全にこおり、かつてはこの氷を切り出して氷室に保存していたことを知る。

夏までもつってすごいね。

蚕の育て方や、白川郷の仕組みに興味深々な想い人さんを視界にいれながら、ふるさとの雪とはまた違う雪の感触を確かめる。

土間が夏は涼しく、冬は暖かいなんて気のせいだ、なんて説明に毒づきつつ。

寒さと空腹が限界のため、飛騨高山のメインストリート、風致地区へ。

そばが食べたいと言っていたので、調べておいた店にむかうと。

はい、営業終了。

ならば!と向かった店は臨時休業。

ここにきてお出掛け運のなさを発揮。

せっかく天気いいとおもってたのに。

とりあえず、可もなく不可もなくなそばを食べ、ぶらぶらと散策。

観光地!な場所よりも日常が感じられる場所の方がやはり楽しいようで、

町中にあった集会所のポスターなんかをじっくりみる。

町から大半がでて、そしてかえってくるこは10分の1以下という数字をおのおの別の風景を浮かべながら眺める。

町の歴史がみたい、というので、資料館へ。室町から令和までの年表をまじまじと。

ここのお祭りは、ユネスコ無形文化財に指定されているものの、

当然の如く後継者不足。

東北にはおおくの、無形文化財があるが、そのどれもが絶滅の危機にある。

受け継ぐ限界をみすえて、正確に記録して残すことに注力すべきなんじゃないだろうか、と。村じまいににたことを想う。

そして、なぜか暖房機器がひとつもない空間に音をあげ、適当なカフェで暖をとる。

こつこつ、とドクターマーチンの靴底が床板と会話するおとも

よりいっそう寒さを強調するようで。

 

雪が深くなる前にやどへいこうと、スーパーでお酒とつまみ。

二十代に別れを告げるべく、かつてのレギュラーメンバーを召還。

ついでに、となぜかばかでかい宗教施設に寄り道。

飛騨高山の水源のある山々が外資にかいとられているということもあり、

こういう土地はちゃんとまもってほしい。

(ステージに水槽があるのは見たかった)

 

さてやどにむかう。

信じられんくらい山道だった。

もう、すんごい下るしすんごい上った。

買い込んでおいてせいかいである。

結局夕飯30分前に到着。

 

お客さんは我々だけだったみたい。

息も白くなる部屋、やはり雪国は暖房じゃなくてストーブだよね。

オーナーさんとケーキのタイミングをうちあわせ

なんでも、老舗ホテルのパティシエに特注してくれたらしい。

怒られるかなあとおもいつつ、あの、あの人、わかります?

と特徴的な名字を告げる。ああ、息子さん!?

 

かわいそうに、お父さんそっくり、と、一番言われたくない言葉でもって

再開を喜ばれる。どんまい。

 

買い込んだお酒類は、車に放置。冷蔵庫なくても、まあ、大丈夫でしょう。

岐阜名物だという、けいちゃん焼きなどなど、なじみのない

料理名。こまごまと並べられた小鉢に目移りする。

 

お仕事はなにしてるの、と、今のところ世界で一番難しい質問を

定型文で回答し、オジサマの話に耳を傾けつつ。

そろそろ、とそわそわした時間を過ごす。

 

煙草を吸いに立ち上がったタイミングで、じゃあ、そろそろ持ってくるね、

と耳打ちされて、落とされる電気

暗闇に圧倒的な存在感を放つろうそくの光

やられた、という表情と隠しきれていないけど必死な照れ隠しを

足して2で割ったあとに、ここは人前である、という

体裁を意識してのギリギリの表情。

私は爆笑。

 

スポンジがとにかく軽くて、おすそ分けを、と思っていたのに

ペロッと食べてしまった。生クリームも甘すぎず、本当に美味でした。

 

部屋の中にあったオセロ盤を取り出し。

そして、こうしたゲームはとみに弱いいなか子さん。

より、ずっと弱い想い人さん。レアキャラですね。

さいごはほぼ放り出しておりました。

 

用意していただいた湯船に体を沈め、冷えぬうちに

ファンヒータでぬくぬくの部屋に滑り込む。

車から回収した夜のお供たちの状態を維持すべく、窓から外につるす。

テレビを見ながら、日本酒飲んだりビール飲んだり、

程よく酔っ払って、就寝。

 

朝、快晴

雪の白でも網膜の裏が焼けそう。

やはり、小鉢たくさんの食卓に舌鼓しつつ、自然薯のおいしさに感動しつつ。

 

奥飛騨の温泉地を目指す。

山1つ超えていく先は、道路はカチコチに凍っているので、

緊張感を強いられること30分。

両面宿儺の伝承が残るこの土地は、かつては、まったく違う風土があったんだろうと

しのばれる。

 

めざすタトゥーOKな露天風呂、ライトつけっぱなしのハプニングがありつつ、

湯の華まう、かなりしっかりとした硫黄の温泉に雪見風呂。

濁り湯もあって、結構温度も高くて、個人的には満足

想い人さんはサウナぬるかった、、、とややがっかりぎみ。

 

館内併設のレストランで飛騨牛の焼肉。

私は、おなかあまりすいてなくて、焼きカレー

 

眠気と共存を図りながら、君の名はのロケ地へと向かう。

私は見ていないので。何がどうロケ地なのか分からないが、

ネットで見た情報をそのまま伝える。

 

駅が一番のスポットだったようで、写真撮る用の台とかおいてあった。

 

大河がぶつかりあう風景に見入りつつ、駅へと戻る。

長い道中、し好品が大事だと、地ビールとつまみを購入。

緊張していたせいか、やっぱり爆睡。

名古屋駅で夕ご飯。各駅停車の新幹線でのろのろかえる羽目になる。

 

途中で、あ、そういえば、パプリカって見たことないわ、と見始める。

 

特段お土産を買うでもないので、荷物は軽め。

東京駅で、ややくすんだ、少し温かみのある空気に触れつつ、

今度はあったかいときにいこうね、と言いあいながらの帰路。

 

片付けそこそこに就寝。タオルや来ていた服から硫黄のにおいがする。

 

引きずりこまれるような眠気の中、星空みたかったなあと、

あまりの寒さに出番のなかった花火を思い浮かべる。

 

忘れないうちに。書いとこうな文章。

乱文失礼

 

 

 

 

 

 

 

旅立ちの日に

いなか子、日本脱出大作戦を実行するとのこと。

夫婦でカナダにワーホリに出かけるとのこと。

できることの最大化を惜しまない、美しい彼女の生き方が

日本ではないところでも見られるというのはうれしい限り。

結局、一度も愛媛に彼女を身に行けなかった(いかなかった)ばかりか

さよなら公演に電報も打つことができず。

出立前のバタバタを押して頼んだ、二人会。

ピアノがあるホテルの一室を借りて、初めて彼女の踊りを私はみて、

あの子は初めて私の落語を見ることに。

向こうは向こうで1月28日に、大きなホールを借りてイベントを実施する。

負担にならない程度に、参加してもらいたい。

ということで、基本は即興に任せることとし、集客をわたわたと始める。

こういう時、日頃の行いが問われるな、と心から反省しつつ、

なじみの居酒屋にチラシを張ってもらったり、落研仲間に声をかけたり。

向こうは向こうで、東京にいる友人や大学院の後輩に声をかけたらしい。

呼ぶつもりのなかったバーのマスターまで来てくれたりなんかして。

 

落語で踊りを踊ってみたい、という彼女のリクエストを活かし、

前日ぎりぎりまで、声を張り上げて、練習するのは、東の旅 発端

旅立ちの二人にはピッタリだろう。

頭によぎるかつての半身の姿を思い浮かべつつ。

君の意思は確かにまだ、私の中に生きてるよ、なんて。

 

難点だったのは、見台と膝隠しの存在。

レンタルすると4万以上もかかる。それはさすがに無理。

膝隠しだけはどうにもならないのでレンタル(9,000円)

小拍子は、東京ハンズに売られていたカードスタンドが手ごろな大きさ。(200円)

張り扇は目をつぶる。

見台は、写経をするために使う経机の下に、養生テープを置いて無理やり

高さを上げて代用(7,000円)。

ただしく、膝隠しを使う。1mmでも動かしたらかっこ悪いの見えてしまう。

 

リズム感のなさには定評がある私、そもそもお経のような東の旅、

行けるかどうか、マジでぎりぎり。

 

12時に集合。どさどさと荷物をタクシーで運ぶ。

やあ、久しぶり、の一言を交わす間もなく、番組を決める。

 

踊り+ピアノ

はとぽっぽ

落語+即興ダンス(浴衣はおってひょいって登場)

おなか入り

落語(おなじみ阿弥陀が池)(この間に袴にお着換え)

踊り+踊り(黒髪)

 

開場準備は開演の1分前に完了

音でないとか、Bluetoothないとか、最高にバタバタしながら用意する。

 

お客さんがバラバラと入ったところで、開演

十分に入念に言い訳をして、開演する。

 

最初は踊りからだ。

小さな動きで世界観をつくる。

相手のイメージに委ねる、という部分は落語も日本舞踊も

近いところがあるかなって思いながら。

 

ああ、君は、本当に自由になったんだねって

意思とは関係なく体を動かすことも、

意思通りに体を動かすことも。

魂も魄(体)も、それぞれの思うがままに。

ずっとずっと自由になるために、選択を続けているいなか子が

もっともっと自由に生きていくことを

視界の真ん中において、私も生きていきたいと心から思う。

 

ちらりと目くばせ一つ。

はとぽっぽを出囃子に高座へ

気持ちのよいタイミングで切りよく、止めることに成功する。

お決まりの枕なんかを唱えて、

どうにかつくろった、東の旅を始める。

途中でひょいと彼女が入ってくると、ややリズムが乱れるが、

うまく思い出せなかったところはもう飛ばす。

とにかく、止まらないことが大事だ。

彼女の動きを視界の端に入れつつ、リズムを壊さない。

 

「多勢無勢はかなはない?いやいや、有象無象に負けるわけがない」

 

言いたかったのは、この一文だけ。

 

君に会えた私でよかった。

君と会えることを楽しみにできる私でよかった。

そう思える私であれることは数少ない私の自慢だと思う。

 

中途半端なおなか入りをおえて(もうちょい話したい人もいただろうに

すまん)

阿弥陀池へ。これが例によって当日の朝にさらっと流しただけなもんで、

後は、もう高座の私が何とかしてくれる。

誘い笑いくらいはおきた。ありがとう、古典。

 

ぜえはあいいなが話を終えると、袴に着替えた彼女が一曲踊る

そのあとは、旦那さんの尺八に合わせてもう一曲。

 

おのおの、これまでの自分に頼り切っておえた。

まあまあ、お互いの身内しかいないけどね。

 

終わりなき立ち話をしながら、大学院時代の話なんかもしつつ。

写真を撮ってさっぱりと別れる。

 

今度こそ、彼女のところにいこうと思う。

お金ためなきゃ。

 

 

ともよ、思いのままに生きてやれ!

 

 

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しい水夫の悪あがき

今年は、夏の太陽の名残を感じるときに

書くことができませんでした。

 


階段のように、分かりやすく上に登っていけるような

時期が過ぎてしまって、これからは、
うっかりすれば足を取られるような、
新しい水夫側ではなく、古い水夫の側にゆらゆらと
うつり始めるような、

そんなときなのかな、なんて思ってみたり。
思わなかったり。

 

出会ったときからずっとかっこよくなりつづけてますよ。
出会ったときの、絹糸が切れる音のような、
そんなあなたも好きですし。
とりあえず、言葉をポンポンと投げつけて
それでもへらりと私が笑うと、
心底いやそうな顔をしていたのも好きです。

 

この1年、見たことあるを重ねて、
いつもの、を増やして、
ようやく、見たことないもの、を二人で見に行けるように
なった気がします。
非日常はトラブルも多いから、割とびくびくしてしまう私ですが、
確かないつもの、があったから、 
見たことないを増やせたと思っています。

 

今年はたくさん旅行にいきました。
新潟行って、自転車で遠出もして、
誕生日も祝ってもらって、
お正月を一緒に過ごして、花火もして、
飛騨高山にもいって、
私はサッカーの試合を4試合も一人でみました。 
あなたは、私の落語をみにきてくれて、
一緒にはいかない、と言っていたのに、ライブを2つも一緒に見に行きました。

同じ景色をみにいくことって、
なんだか輸血みたいだなって思っています。

 

違うものを持ち寄れる2人であり続けられることを
貴方がこれからも、革靴で蹴っ飛ばしながら歩いていける日々であることを
祈っています。


そのためにできることが一つでも増えたら、それは、とても幸せだろうなと
思います

歴史は嘘、去ってゆくものはみんな嘘、そして
あした来る、鬼だけがほんと

 

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com