ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

幾望が浮かぶ夜に

シーズンの4分の1が過ぎ、週末は家にいないことが増えた想い人さん

今年は、特に地方遠征が増えたので、泊まりも増える。

 

なんだかんだ、二人分の家事というのはたまるもので、

洗濯機2回回して、キッチンの床水拭きして、部屋の中クイックルワイパーして、

そのあとコロコロをかけて

そのころに洗濯物が終わって、ほして、ほしてる間にお茶の作り置きして、

ご飯を仕込んで。

それが終わるころに早めのお昼ご飯。

来週の食材を買いに行くから、古い食材を一気に片付ける。

カレーとか、炒め物とか、大体その辺。

お皿を洗って、コンロの周りをふき上げたら、買い物へ。

想い人さんが普段食べる、豆腐、納豆、鶏むね肉とタンパク質入りのヨーグルトと

パンは必須。

これに加えて、旬の野菜とキノコ類とチーズ、

安ければお魚をかごに入れ。

大体3000円分を目安に。

ふらふらと商店街を抜けて帰宅。これで大体16時。

 

そこから、作り置きの煮卵とみそ汁をつくる。

まあ別にスープなら何でも。

夕飯も一人なら適当なもので、丼ものか炒め物を一品。

春キャベツ山盛り食べておなか一杯になることも珍しくない。

ご飯を食べたら、洗濯物をたたんで直して、ふっと一息。

 

生活とは、生きるために活動することは、こまごまと多い。

自分を不幸にしないための、細かなステップが山ほどある。

せっかくのお休みだから、寝る間を惜しんで遊ばねば。

 

美術館、写真、映画、読書。

どれもピンと来なくて、頭の上をみやる。

 

満月の、一歩手前の大きな月。

もう少しで満ちるであろうその月は、十五夜とも、「幾望(きぼう)」

ともいう。

かけてるとみるか、伸びしろとみるか。

 

のみに行くかなあ、せっかくだから。

商店街のなかほどに、ある、つきのみち

 

月のみち 新高円寺 バー ワインソムリエ

 

twitter.com

 

 足を踏み入れたとたんに、高円寺らしい、というと、浅はかだろうか。日常とは確実に違う空気を感じる。

いらっしゃいませ、と、素敵なハスキーボイス。

ところ狭しと、もはや敷き詰められたとでもいうような多様なおさけと、ブルーライトの空間。

メニュー表がなく、いつものように甘強めのラムを頼む。

みたこともない、聞いたこともない、名前のラム、75度

少量の液体が確固たる意志をもって、体の真ん中を通り抜ける。

 

「おいしいです」

 

会話を楽しむ空間だ、だけど、別に話さなくてもいい。

よくも悪くも体温のない空間。

俗にいう、暖かい空気、等ではない。あなたは、あなた。

私は、わたし。

迎合は必要ないが、自分を語る言葉は求められる。

 

さいごは、旅たちの日をうたって解散した。

まだまだ肌寒い夜、良き避難所みつけたな、と布団にもぐりこんだ

深夜3時。

 

また、同じ時間が流れますように。