ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

住めば都~行脚編~

最近、住めば都編多いですね。

まあ、日常生活を常に過ごすことができていると

忘れたくないことも増えます。

 

さて、毎回毎回、夏のくそあっつい時に、

アウトドアを張り切るわけですが。

山登ってみたり、川越にでかけてみたり。

 

今回は、三浦半島までちゃりで出かけてみることに。

想い人さんが小さいころ、おばあちゃんたちにつれられてきた水族館が

閉館になるということで、閉まる前に。

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実質80キロ。

私の限界は50キロ。

無理かも、とめちゃめちゃ思ったけれど。

何事も挑戦、とりあえずやってみよーと自転車をレンタル。

 

www.tokyo-cyclingtour.com

 

1日レンタル可能で、近くの駅や自宅まで持ってきてくれる。

料金もお安めで何より、輪行OK

これ、かなり珍しい。

すっごい深夜にもってきてくれたから、心配にはなったけども。

 

というわけで、2台の相棒を入手して、いざ、出発。

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あ、ちゃんと1dayの自転車保険にも入りました。

まずは、東京都を抜けることを目標にしゃこしゃこ。

 

 

 

出発したのは朝5時とかだから、まだ、人も車も少なく。

いつもとは違う街の表情を眺めつつ、涼しいうちに距離を稼ぐ。

車の排気ガスに咳き込んだり、まだまだ元気なうちはじゃれあったりしながら進む。

 

日焼けしないようにと、私は長そで長ズボンに日焼け止め。

想い人さんは、Tシャツの袖部分の肌を焼くんだ!と、何にも塗らずに出てった。

かえってきてしばらくは、焼けた焼けたと喜んでいたものの、1時間後くらいには、

日焼けってこんなに痛かったけ、としょぼしょぼしていた。

言わんこっちゃない。

 

そんなこんなで、川崎市

川を越えたとたん、ぐっと体感が下がって、確か、緑の基本計画の時に

川越えると体感が下がるって聞いたけど、本当なんだなあと感心しつつ、

市街地を抜けて、進むこと2時間ほど。

 

私が完全にばててしまって、ついていけなくなった。

一番軽いギアにしてても、もう踏み込めない。

坂道でなくても止まってしまう。

足が動かない。。。。。。

 

「はい、ここまで。でんしゃー」

 

と、心配顔を張り付けた想い人さんから宣告を受ける。

ちょうど50キロ時点でリタイア。

他人のような足を引きづって逸見駅に。輪行バックを広げて、電車に乗り込む。

 

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 車窓から見る景色も悪くなかった。

三崎口には、想い人さんの方が先に到着していたようで、あとから追いかける形に。

やっぱり他人のような足を引きずって、必死にこぐこと40分ほど。

想い人さんは、畑がずっと広がっているかと思ったら、海に出て、

沖縄とも、北海道のようにもみえる、と楽し気に土地の特徴を述べていました。

元気なさ過ぎて気力なかったけど冬の景色も見てみたいなあと思うほど、

起伏に富んでいて、湾もあり、豊かな土地でした。

 

水族館近くのホテルで合流し、とにかく汗を流してお昼ご飯。

レストランからも、温泉からも海が見えて、レストランは、窓際のいい席に

座ることができた。

そういえば、旅先で外食したの、初めてかもなあ、なんて思いつつ。

「おいしかったねえ」と言いあいながら、水族館へ。

 

想い人さんはカブトガニが見たかったみたいだけど、今はもういないみたいで

がっかりしてた。

入ってすぐ、ペンギンの餌やりを見る。

スタッフさんが進行するなか、餌が配られていることに気づいていないペンギンと、

岩の裏側で昼寝してるペンギンをみて、

「ああいうの、思うところがあるからあんまみたくない」

と目を伏せてしまった。

 

移動教室に起こしてもらえなかった高校時代と、毎日のように屋上に

上がっていたころのことかなあ、なんて思いつつ。

その二匹の方が、スタッフの膝にあがるペンギンより私はずっと

ずっと、かわいく見えていたぞ、なんて。

 

カワウソがくるくるっと回っているところが一番楽しそうだったかな。 

 

油壷水族館といえば、メガマウスだなあ、とおもっていたら、

徹底的に解剖された標本があった。

深海魚の飼育はお金がかかるから、あんまりいなかったけど、どちらかと言えば、

研究施設的な要素が強いこの水族館。

展示は総じて子ども向けで、建物の老朽化は隠しようもないが、

地元の水族館、という感じがしてこれはこれで。

 

因みに、「総じてどれもうまそうだったな」というのが想い人さんの感想。

カワウソのぬいぐるみを欲しそうにしていたが、

「ただいまーとか人形にしてるところ、絶対にみられたくない」というので

買わなかった。 

次、もう少し広い家に引っ越す機会があれば、大きなぬいぐるみと

小さなぬいぐるみをクッション代わりにできるようにしたげよう。

 

さて、帰りは、最寄り駅から一駅先の駅を目指してスタート。 

下り道多めのルートを選んでもらい

(帽子が飛んでかないように首をすくめてるのがかわいかった)

海沿いをしばらく走る。

だらだらと輪行バックを広げて、ふたたび汗をながすためにお風呂に向かう。

 

sauna-ikitai.com

 

日焼けが限界の想い人さんは、水風呂にじっくり使ったようです。

広めのお風呂で露天もあって、気持ちよかったけど、疲れすぎてて、

逆にしんどく感じてしまうというね。

 

駅の階段にバリアフリーじゃないとか、エレベーターが狭いとか、

さんざん文句言いあいながら(輪行バックがでかくて重い)

新橋を経由してもより駅へ。

 

立ち止まったらうごきたくなくなるから!行け!と

今度は遅れ気味の想い人さんを振り返るといわれる始末。

おうち手前で追い抜かれて、勝った!となぜか勝利宣言されました。

 

倒れこむ前に、と洗濯物出して、シャワー浴びて、

お茶を飲んで。

もう後は泥のように眠るだけ。

 

あなたがいなければやろうとも思わなかったし、あなたがいたからできた。

プランはいつも私かもしれないけど、それを実行してくれるのは、

いつだってあなただ。

 

みてみて、いいかんじ、とその後2、3日は痛いと言い続けるひやけした

腕をジト目にながめつつ、今年も夏のチャレンジは終了。

次はかまくらかなあ。