ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

長めの袖は役に立つ~新潟編①~

日中は太陽がやる気をみなぎらせているもの

吹いてくるかぜには冷気が混じり始め、終わりの見えなかった夏も

また終わるんだなあと感じてるとかい子です。

夏が終わると、仕事も加速度を増していき、しんどさがチラ見えします。

もう少し、見ないふりをしていたい。。。。

 

さて、コロナに感染して長崎旅行がダメになったのですが、

もうこの機を逃したら次のチャンスはしばらく先だということで、

想い人さん先導のもと、行ってまいりました、1泊2日の新潟の旅。

 

とりあえず、普通に新幹線で行ってもつまらないということで、

朝4時に起きての青春18きっぷ

東京から、軽井沢の方に抜けていくルートで、群馬の渓谷から、

軽井沢の浅間山の風景まで、緑がまぶしく、美しい風景がひたすらに続き、

車窓がずっと写真館状態。

私は、青春18きっぷの旅には必ず本を持っていくのですが、

ふと見上げた時の風景の美しさに、うとうとする間もなく、

目的地にたどり着きました。

各駅停車の電車に乗っていると、だんだんとスマホを眺める人が減って

本だったり車窓だったりを眺める人がふえていくなあと思います。

東京都内では、ほとんどがみな同じ体制で本を読んでいる人も

専門書だったり、ノウハウ本が多かったりして。

水上駅を目指す道中には、トンネルの中にある駅がある。

 

gigazine.net


 

写真を撮るのを完全に忘れたが、地底の底から階段を上って駅舎に

向かうらしい。登山道に直通の駅というのは、ここしかないそうで、

ボーイスカウトの小学生たちや、登山仕様の家族連れが下りていった。

 

「雪の時期はここで、風景ががらっと変わるんだ」

 

大宮で偶然に出会ったサポータ先輩に席を譲ってもらったりしながら、

なんとも距離感のつかみにくい、3人旅の合間、

普段は灰色の景色ばかりで、夏の鮮やかな季節に来ることがないと、

教えてもらいながら、車窓を眺め続ける。

 

こう、一人で旅行していたら、写真バシャバシャ撮りまくるのだが、

どうにも二人旅だと全然写真を撮らなくなる。

残念ながらインスタントカメラも買いそびれてしまったため、

せっかくきれいな景色だったのに、ほとんど写真がない。

 

そうこうしていると長岡に到着。

サポ―ター先輩ともお別れし、常々話を聞かされている、

広島お好み焼きのお店にむかったが残念ながら、準備中。

結局その日はお好み焼きを食べることができず、町散策へ。

 

president.jp

 

新潟は、バスケは強いイメージがあったが、長岡はそちらの

ホームタウンだ。大きな再開発だったということで、案内してもらうと、

ずいぶんと開けた市役所があった。公共混じりあう空間で、

隈研吾っぽいなあと思っていたらやはりそうだったらしい。

やっぱり写真はとっていないのだが、光の入り方がとても特徴的な

建物だったと思う。

市役所としては、やっぱりわかりにくいのだが、動線が。

でも、何かのついでに市役所にくる、市役所も常に市民の動きが隣に

あるというのは、とてもいいことだと思う。市内で面白い活動をしている人と

役所の出会いが近いということは、

何か新しい動きができるきっかけにもなると思う。

 

雨足とともに新潟へ移動し、ホテルへ。

かつて、ちゃりで駆け抜けた萬代橋をてくてくと歩いていく。

 

niigata-kankou.or.jp

 

夏休み真ん中でちょっと混みあう、ホテルオークラ

まともなホテルに泊まるなんて久しぶりすぎる。

 

www.okura-niigata.co.jp

 

ホテルオークラ、という名前にひかれてとまったが、

しょーじき、ちょーっと古いかな。。。

 

萬代橋の橋のふもとに立つホテル、信濃川を臨み、上の階であれば

景観はきれいだろう。

 

荷物をおいて昼ご飯を確保すべく、再び雨の中を歩く。

www.bandai-nigiwai.jp

 

のどぐろを食べてほしいんだ、という声にワクワクしながら、

雨の中を進む。このピアバンダイ国交省の認定のプロジェクトでも

あるらしい。

隣に物産展もあり、おいしそうな土地のものが並ぶ。

シーラとかも並んでた。どうやって食べるんだろうか、、、

南国の魚のイメージ。

お目当ての回転寿司は、大変に人気で待ち時間が長く、

その間、ホタテと牡蛎を食べながらまつ。

覚悟はしていたが、しょっぱい、、、、、ホタテはおいしく、

内臓の部分も新鮮で、磯の感じを残しつつ、本来の甘味たっぷりで

貝柱の食べ応えも抜群。しょっぱいけどね。。。

 

 

そんなこんなでお待ちかねのお寿司。

これが一番うれしかった。肉より魚がおいしい方が幸福度が高いと思っている。

 

東京でもたまに生魚が食べたくて回転ずしに入るが、柔らかかったり、

脂が不自然に多かったり生臭かったりとむむ、となることが多く。

特に、関東ではおいしい魚は、熟成された柔らかい魚であることが多いようで、

長崎で食べていたような歯ごたえのある、弾力の強い魚はなかなか出会えない。

 

ここで食べたお魚は、生臭さはないことは当然として、

歯ごたえのある大きな切り身と、弾力、そして適度なしゃり。

のどぐろは炙りで、脂がのっているがしつこくなく、その香ばしさが際立っている。

食べ応えがあるがゆえにたくさん食べられないのがつらいところ。

 

sado-benkei.com

 

そうこうしているうちに、メインイベントのサッカー観戦。

動画や写真でさんざん見たスタジアムへ向かう。

 

greenery-niigata.blog-niigata.net

 

ワールドカップ誘致の際につくられた、おおきなスタジアム。

この設計をした人も、大のサッカーファンとかで、一生のうちにスタジアムの

設計ができるとは、と大いに張り切ったんだと、いう話を聞かせてもらった。

 

 

内も外も本当に壮観な眺めだった。

ゴール裏の上には低めの天井があるからか、大きく音が反響する。

大事なこというよ、絶対にビールこぼさないでね!と

不良わんぱくおにいさんは、両手にしっかりビールを抱えて戻ってきて

私にくぎを刺した直後に自分でひっくり返してました。

どんまい。

 

試合は、早い展開で進む者の、ホームチームの勝利で終了、

立役者の選手のインタビューを聞きながら、新潟駅に戻る。

 

www.niigata-satokata.com

 

途中にある、鳥屋野潟を眺めつつ、20分ほど歩く。

行きのバスは眠たくて、体感長かったが歩くとアッというまだった。

ここには白鳥が飛来するそうで、だから、ビックスワンなんだ、ということを知る。

あと、ラブホも点在してた。古き良きかんじのやつ。

結構ロケーションいいような気がするな。

 

急遽きまった、想い人さんのご両親とのお食事会。

まあ、居酒屋でかーるく、という感じで、特に気張るものでもなかったが。

既にビールにレモンチューハイ、寝不足も手伝って、

へろへろな想い人さんは、最初からくだ巻きっぱなし。

私は見慣れている様相ではあるが、ご両親には珍しかったようだ。

銀鱈がおいしかった。

 

案の定、酔いによった想い人さん、同士(子持ち既婚者)に

今から飲みに行こうと呼び出して、当然のごとく振られ、

飲みたいから先帰っといて、とおいて行かれた。

初めて二人の旅行なのにとおかしく思いつつ、もう面倒なので、タクシーで

移動。ホテルの周りにはコンビニもなく、ここでどっとつかれてしまい。

とにかく意地でシャワーだけ浴び、歯磨きもそこそこにベットにもぐりこむ。

カードキー一枚しかないのに、出かけていったので、

かぎあけっぱで就寝。

疲労感で引きづりこまれるようにして、沈んでいく。

朝ごはん、おいしいといいなあ、何て思いながら

普段寝ているシングルベットの狭ぜましさとは無縁のセミダブルに、

次引っ越しの時はこのサイズでいいなと、うとうとしながら思う。

さむいねと言い合える暖かさを重視する我々

ちょっと狭いくらいでいいのかなと。

 

何時か知らないが戻ってきたらしい想い人さんの気配を感じつつ

本格的に意識を手放す。

 

今日は一日雨模様、足元がはかどらない日で明日は晴れ。

足して2で割ってほしいと思いつつ。

旅の後半に思いをはせる。