ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

酒飲みに糾弾された話

私は、比較的男の人と飲むことが多い。

それは、別に変な意味ではなく、女二人連れでいくにはすこしうくかな?

というテイストの店を好むから。

金曜の夜は、独特の解放感とけだるさに包まれて、

なんとも鬱陶しい空気が流れていて実はそんなに好きではないけど

飲みはしたいので、たまたま暇にしていたサッカー狂いをよびだした。

 

新潟出身のばりばりの営業マン。

サッカーのこととなれば、後ろから集団で襲いかかられるとか、

金属バットふりまわすとか、裏手呼び出し上等とか、

そんな人生を送りながら、気分が落ち込んでべたべたの恋愛小説よんで

気分をごまかしちゃうような肉食テイストな文系男子。

年下の男の子。メンクイ。あたまいい(不本意ながら)。

 

だらだらとたわいない話をしながら、何かの話の流れで糾弾された。

「お前はたしかに、いつだって俺の言って欲しいことを言ってくれるし、

それに救われる部分もある。だけど、お前は察しがいいだけで、

相手が言ってほしそうな言葉を言ってるだけで上っ面なんだ!すげえむかつく!

それよりも俺がお前にはらたってしかたないのが、てめえが自分に無関心なことだ!

平気そうな顔して傷つくってくんじゃねえ!」

「てめえの嫌いなところをもうひとついうなら、過程をすっ飛ばして答えを出すところだ!全然うれしくねえからな!」

 

なんか、めっちゃ怒られた。

君のそういう、ちょっと大げさなところ、私は大変に好ましく

おもっているよ。

 

35になったら、養えといわれたが、多分君は35までには

誰かしらを拾ってきてるとおもう。

27までには死ぬから、なんてほざいてた君が、35までには、

なんてちょっと数字を出してきたことが私には嬉しい。

こまったな、27までにはしねそうにないな、そのつもりでいきてきたから

これからどう生きてこうかな、なんて。

珍しく肩を落とした君の姿を私は笑って見ていたから。

大部、濃厚で原液のカルピスみたいな、

苦痛に近い甘さの飲み物を飲み込んで生きてきたような

苦しいんだか、楽しいんだかわからないような君の人生が。

もう少しつづくのを期待しているよ。

青年よ、けがなくいきろよ。

 

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(はかないものとはかないものを合わせると大体美しい)

魔法使いみたいなおばあちゃんになりたい

 

通勤に毎朝50分かけて自転車をこいで通っているとかい子。

できたばかりのマンションを見上げてながら夜道を進んでいると、

見事に車止めに衝突して、体が前にとんだ。

ハンドルのところが見事あばらの下にヒットし、まるで、ナイフで

切りつけられたみたいな、意味深な傷をつけて帰ってきた。

「・・・・・跡になるかな」なんて、お風呂の全身鏡でシャワーを

浴びながら傷を確認し、潜伏に失敗したスパイの気分で、

呟いてみたり。そんな平日のとかい子。

 

この間何かと話題のRADWIMPSのライブに行ってきた。

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関東で、しかもさいたまスーパーアリーナというおおきな箱だったから、

アリーナはやめておこうと久々にスタンド指定席に座った。

そこそこ、歴史のあるバンドになってきてから、あー客層の年齢も上がってきたなあ

なんて、おもいつつ。

 

めんどくさい感じで炎上しているから、応援の意味を込めて、いつもは買わない

グッズなんぞを買い。うきうきとタオルを首に。

時間が来て、だんっと心臓に響くドラムのおとが聞こえた瞬間立ち上がり

やいやいと飛び上がって盛り上がっていたらっ!!!!!

とんでりの私だけだった。最初から最後まで、私だけ。

声をあげていたのも私だけ。

関東に来る前のライブは、スタンドだろーと何だろうと座席揺れるくらい

みんな飛びまくっていたのに。

様子を観察していて分ったのだけれど、多分私がいつの間にかファン

中間層になったからだ。

ここ最近の活躍で、ファンが飛躍的に増えたRADだから、初めてきましたって人も

当然いて、そういう人たちはやはりスタンドへ。

これまでは、ファンの入れ替わりがそれほどではなかったから、初ライブの人は

すくなく、また、箱がさほど大きくないので、母体数が少なかったものの。

箱が大きくなったので、ひょっとしたら割合は変わらないけれども

人数が単純に多かったのかもしれない。

ちょっとだけ、アリーナの一体感のある盛り上がりがうらやましいなあと

おもいつつ。ようじろうから、優しさをたくさん受け取った二時間だった。

 

音楽は、自己肯定の一種だとおもっている。日常の肯定。

誰にもいえなかったり、皆がおなじように感じているだろうけど

自分だけに降りかかってきているのではないかと思える些細な絶望。

発狂しそうなほどのむかつき、だれも疑問を持たない理不尽な常識。

そういうものをすくいとって、昇華して、言語化して、芸術にしてくれる。

「ぼくは人間じゃないです。」「痛みをこえるにはより大きな痛みを」

「そうやってため込んだいくつもの光も結局最後は持っていけないのに」

 

大げさかもしれないけど、お願いだからきらきらした言葉だけの

歌にしないでほしい。ぐちゃぐちゃのどさっとした音楽を、言葉を残してほしい。

言葉は人間の感情だ。駄目な言葉、表現をかき消してしまうことは、

人間の感情の否定だから。

いつでもキラキラしていられない。正しくなんかいられない、たまには

心の中では、立派な犯罪者なこともある。

そういう一面を見捨てないでもらいたい。

 

そんなわけで、夏服を一新します。

いままで洋服のテーマが決まらず、いまいちオシャレをしようという

きにならなかったけど。きめました。

今年の夏から、エスニック以外はきません。(仕事を除く)

ので、エスニック以外の服は妹に送ります。

将来は、重ね着をめちゃくちゃして、布におぼれそうなかんじで

椅子に座るおばあちゃんになる。

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(おばあちゃんへの第一歩)

 

 

 

 

いいとしした、女とおんな

全国的に梅雨が本格化していますね。

とかい子の実家は九州なので、梅雨はもう、空気がまとわりつくのだけれど

このとかいは冷たい風がふくだけで、空気さえも私をするーっと抜けていく

 

さて、いなか子に会いに愛媛に行ってきた。

本当は金曜の夜から行きたかったけど、どうしても仕事が終わらず

土曜の朝一の飛行機にのることに。

金曜の夜行バスに乗り込んで、深夜の成田空港へ。

地方の就活生あるあるだとおもうのだが、お金がないため、大半は

成田発のLCCを利用する。LCCは需要のない時間帯に運航するため

バスも電車も間に合わない微妙な時間しかない。

だから、夜のうちに成田について朝までそこで待つのだ。

かくいう私も常連だった。コンセントを確保できるかどうかはとても

重要なポイントで、私はいつも、柱の前に陣取る。そこの位置ならちょうどすわれて

かつ、PCのコ―ドも届く。完璧。

そして飛行機は、久々に窓際を確保することができて、まるで、RPGのような、

絵のような光景を眠気に襲われながら眺め。

 

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 スケジュール調整もなんもかんもいなか子に任せ、すぐ、あれしたい、これしたいをぶつけるので、いなか子を困らせてしまったなあと、

初っ端反省しながらの松山空港

もう一年以上も前に私を振った彼は、一年ほど愛媛にいた。

 

tsumehaya.hateblo.jp

 

 つくと今まで忘れていたようなことまでばんっばんおもいだして、

うわ、あの店でのんだわーとか、あーここで待ち合わせしたっけなあとか。

ちょっとレトロなゲーセンで、エアホッケーして遊んだこととか。

ああ、なんと美しいもう戻らない日々だろうか。

いなか子にそんなことをつぶやくと、元気よく「上書き、うわがき~!!」と

言ってくれるので、いま、愛媛での彼との思い出を振り返ると、みごとに

いなか子の音声が重なる。・・・・笑ってしまう。

 いなか子が駅まで迎えに来てくれて、いなか子のお友達と平家谷の流しそうめんを食べに。

安徳天皇の伝説がのこる山の、ほんっっとに山の中で、回転寿司のそうめんバージョンみたいな感じでぐるぐる流れていた。

愛媛はそうめんも特産らしいのだけれど、個人的には、そうめんより

冷麦に似ているとおもう。

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(やまあいのいなか子)

 

この後、いなか子のおうちにお邪魔して、一緒にストリップを見に行くことに

なるのだけれども、それは次回にまわすとして。

お友達さんともこいいーーー話をしたのだけれどもそれも後にまわして。

ストリッパー物語、というラジオドラマを聞いた。

主演は何と、広末涼子。演技うまいなあと思ってはいたけど、

本当にうまかった。広末涼子演じるストリッパーのあけみは、

盛りをすぎていながらも、

なお舞台にたち、ひもの重さんを養っている。

重さんには、1人娘が居て、みちこという。広瀬すずさんがしている。

みちこは、以前あけみが夢見ていたプロのダンサーを目指して

アメリカに留学する。その直前に父親である重さんに会い、

養い主であるあけみとであう。ストーリーはこうして始まる。

なんともせつない話ではあるのだが、文中であけみが

法学部の学生に口説かれる。そのときあけみが言ったセリフをどうしても

かきとめておきたかったので、それを脈絡なくかいて終わりにする。

 

「いい年した男と女がほれたはれたなわけないでしょ。そりゃもう、ガッツでしょ。

ガッツでどこまで踏ん張るか、踏ん張れるかでしょ!」

 

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(泣いてもわめいても、踏みとどまったもんがち)

恋はマーケティング

アラサーイナカ子、さらにアラサーに深入り。
というわけで先日誕生日だったので有給とってトカイに行った。

イナカ子は結構音楽が好き。
ちょうどわたしの大好きなfox capture planというアーティストが、ブルーノート東京でライブをするというので二ヶ月前に予約した。
それからというもの、ああ、ライブの前に彼氏できたらどうしようどうしようと気が気じゃなかったのだけれど、そんな予定はいっさい持ちかけられることのないまま当日を迎えた。

www.youtube.com


彼らのライブに行くのは今回で2回目。
1回目は田舎のイベントだったから、アーティストさんたちは自分の演奏が終わったら客席にいた。
今回は都会の、しかもブルーノート東京だからそうもいかず、
わたしはムズムズしながらおしゃんてぃーな横文字のカクテルを飲んでいた。
でも体はめちゃめちゃ動いてたと思う。

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www.bluenote.co.jp

 

音楽はとってもよかった。
ドラムが子宮に響いてきゅんきゅんした。
音楽めっちゃかっこいいのにMCがただの漫談だった。
ああもう好き。愛おしい。

その日はもう子宮の底から満たされて幸せに眠った。

 

次の日、イナカに帰るので東京メトロに乗っていたらイナカ子の大好物、いい感じにしなびたおじさまがたくさんいた。その中でもひときわいい感じに枯れた、丸めがねでうつむきがちなその人に、イナカ子の子宮は踊った。
その人は青い顎にたらこ唇という超絶官能的な顔立ちの持ち主だった。

だがイナカ子、あなたの顎にわたしの子宮が踊っていますとごあいさつする勇気がなかった。

そういえば東京に住む弟に、「『出会いがない』は甘え」と、胸元に深く言葉の刃を突き立てられたばかりだ。
だがわたしは声を大にして言いたい。

 

恋はマーケティング

 

マーケットのないところで営業活動したってだめなのだ。

ポメラニアンみたいな男子が多めのイナカ子のイナカ。ここのいったいどこにイナカ子のマーケットがあるというのか。


子宮、動かしにまたトカイにこよう。

ブルーノート

蝋燭がきれいなのは、夜がとても暗いから

 

二足歩行してた時間のほうが圧倒的に少ない土日をすごしてました。

どうも、とかい子です。

 

季節の変わり目になるとよく傘をもらう。

最近は、あまりもらうこともなくなってきたから、これは

20代前半までのラッキーイベントだったのかなと思う。

自分から動かねば面白い事は起こらないわけで。

さて、タイトルの通りホストクラブの内勤さんとはなしてきた

 

内勤とはお客様の案内や、その日のお金の清算、上層部からの

指示伝達という裏方の御仕事をする人のことらしい。

ホールとはまた違って、お酒の片づけなんかは、ヘルプと呼ばれる

新米ホストさんのお仕事。

一日に200万から500万のお金がキャッシュで動く世界で、そのお金の

管理が主なお仕事だという。キャッシャーというそうだ。まんま。

これがなかなか、大変らしく、持ち逃げなんかがよくあるそうで

おにいさんは、後続の人がみつけられず日々淡々と管理をしているのだとか。

 

月末はしめもあるので忙しい。特に、ホストはかけ売り制度というのがある。

かけ売りとは、はやい話前借の事で、高いシャンパンやおさけをあとから

お客さんから回収することを前提に、一次的にお店からお金を借りることだ。

で、当然ながら返せない人もでてくる。返せない人はどうするかというと、

分りやすく高跳びをする。そうなると、その人が払った分の領収書を全部ぬいて、

清算し、弁護士に持っていかなければならない。

たまに、返せないので、すこしごまかして!もしくは、のばして!みたいな

交渉をしてくる人もいる。

そういうときは、こっちもいくらか手数料をもらったりもらわなかったり。

 

ホストさんは、基本的に個人事業主、という扱いで、ホストクラブは場所を

提供している扱いになる。

そこで、ホストさん達が自由に商売をし、いくらかが店の収入としてのこり、

うりあげはホストさん達に振られる。

いまは、どんどんクリーンになっているそうで、トッププレイヤー(ホストのこと)

を正社員として雇用し社会保険料を支払えるようにいろいろとしている

所だとか。

 

おにいさんが、なぜ、この世界にはいったのか?

いろいろと詳細は割愛するけど、はたらくことから逃げたかったかららしい。

幼いころから家業を手伝い、ゆくゆくは継ぐことが当たり前だとおもっていた。

高校を卒業してしまったら、一生はたらかなければならない。

したいこと、自由もないままに。

けっか、おうちを飛び出し、さまざまな職種をへて、今の職に。

(聞けば、ばりばり大手のめっちゃ優秀な技術さんだった)

 

あきるまでは、ここで。後任まではね。

毎日胃が痛い思いをしながら、それでも日々面白い人間模様がみられる

この世界を嫌っているわけではないらしく。

20本くらいボトル割られたり、女の子とけんかになるホストをとめたり、

旅行先で女の子にこえかけるのに抵抗がなくなったり。

男気じゃんけんで負けて風俗数人分奢ったこともあったとか。

 

わーい、おもしろそう。

 

ホストクラブに行くことはないかもしれないけど、

ホストみたいな人にはよく縁がある。そういえば上司も元ホストだ。

うっかりはまるのが怖いので、遠くからその世界をながめるにとどめる。

承認欲求を満たして、かつ、生きる目標、自身の価値を分りやすく

数値化してしまうその世界は、とてもわかりやすく生きていきやすいのだと

おもうのだけど。

誰もが平等。よりお金を出したものが絶対的な愛情をてにするわけで。

そのために、生きている自分をおみせ中の人が応援して、認めてくれる。

努力と結果が如実に繋がる。

何とあやうい世界だろう。

 

友達から将来はスナックを開くといいと言われたことがあるので、

週末スナックとか開いてみたい。

お題はお気持ち。旅の写真一枚とお酒一杯がトレード、みたいなね。

 

f:id:tsumehaya:20180604000113j:plain(夜に見る蝋燭の光が明るいのは、それだけ周囲が暗いから・・・・・・)

 

あ、そういえば、とかい子といなか子で共通のテーマで記事書くんでした。

とかい子からのお題「男湯」

ひとにやさしく

 

人にやさしく、なりたいのですが

そのためには自分に厳しくならないといけないわけで。

いっそ、優しくできる人とだけかかわっていればいいのでは?なんて

偏った思考になってしまうこともある、そんな梅雨の前の夜です。

 

とかい子のつとめる会社の規模はとても小さい。

小さいのにそれなりに人間関係は面倒だったりする。

おおきな組織みたいに大幅な異動とかは基本的にないので、長く

一緒にいなければならない分面倒なことも多い。

たとえば、1人の機嫌によって社内全体の雰囲気が左右されるとか。

よくある。

 

個人的には、飲み会でコミュニケーションを!は賛成派だった。

けれども、最近ちょっと懐疑的である。

仕事で求められる私と、普段の私らしさは絶対に違うのであって。

飲み会で仕事のままの私ではいられない。

大雑把になるし、口もわるいし、おもしろければいいがでてしまう。

聞き上手よりは、話したがり。

気も回らなくなる。

そして、仕事中頑張っている自分が多分頑張って築こうとしたものが

(しかも新人が作れるものなんて3日でへたすれば崩壊する程度のもの)が

飲みの席でこわれてしまうのではないか?

これは・・・・・・深刻な問題である。

会社に五年も十年もいて、仕事を通して

泣きながら訴えたり、うまくできておもいっきり笑えたり

していたら、多分、飲み会もたのしいだろう。

新人のときにはぼろしかでない気がする。

普段、ぼそぼそっとしかしゃべらないのにのみの時だけ元気やな!とか

絶対になるやん・・・・・。

うん、わりと苦手たぞ、会社の吞み会。

さしであればいいのだろうけれども。大人数難しいぞ。

 

本人らしさを本人が理解してほしいとおもっているわけではない。

見てほしいところと評価してほしいところは、本人らしさとうらはらの

存在かもしれない。

私を評価してもらいたわけではない。私の仕事を評価してもらいたい。

 

人としては苦手だけど、しごとは評価する。的な関係を実はのぞんでいたんだな、

私。衝撃の発見だ。26年生きてきたけど、飲みの席ではなせることも

大事だ、お互いのらしさを理解することが必要だ!なんて、

じつはどっかで思っていたはず。

ちがった。知ってもらいたい相手と飲みに行きたい。

評価してもらいたい人とは行かなくてもいいのかもしれない。

なんと。おどろきである。

 

そんなわけで、相も変わらず1人酒が進む。

東京きたばかりの時、適当な時に呼び出せる飲み仲間がほしくて

所謂出会い系で同い年くらいの子と友達になったが、

彼女ができたら速攻で疎遠になってしまった。

 

もう1人、適当な時によびだせる飲み仲間がいるのだが、

そいつは忙しすぎて捕まらない。

しかたないので、自分を相手に飲むしかない。

折角なので、過去の日記でもさらしてみよう。

 

いなか子とはじめてのみかいをした時の日記がでてきた。

 

4月28日

 今日は、飲み会をした。いなか子ちゃんのこみりょくはすごい。●●ちゃんもいいひとやった。きっといろんな覚悟があってあのキャラになったんゃなあと思う。英語もっとできるようになりたい・・・・。安い店を何件か見つけた。よかった。野菜をたくさん食べたい。いなか子が、地方がそのまま自然なかたちで消えていくのもありだとかたった。何がその場所にとって幸せ何かはまだわからないけれど、大事なのは流動性だ。モノも、人も流れていくことに価値がある場合もあるように思う

 

まじめか!

 

5月12日

(前略)

やっぱいっぱい嘘ついちゃったけど、今日は、なんかいいや。急にいなくなって、さみしかったら、スカイプで誰かと適当に喋った。写真褒めてくれたのがうれしくて、しゃべり込んでしまった。3時間かい・・・・めいっぱい甘えさせてくれてありがとうございました。また、甘えたい

 

なんだ、このかわいい生き物。私があまえさせてあげるわ。てか、目の前の人間に甘えろ、先に。

おっ、何かにたような日記が。

 

5月16日

 今日は、プロジェクトの発表だった。分析のしかたとか、見方、発想のもっていきかた、面白かったなと思う。未来の範囲、有効性、それによって達成されるもの、地図そのものの役割など、見ることは多かった。認知度と、その物語性の関連性の話とかも面白かった。分析とは、こうやるのかっという驚き。

 懇親会は、きつかった。ほかにいうことはない。徐々に飲みの席が苦手になっているのは気のせいか。ヒットするポイントがまるでわからんし、雰囲気も違うし。あららー感がある

 

あれやね、一本軸がない人間は、性格とか、人間的な癖とかがあったとしても

でも、この人はこれがあるからね、と納得してもらえるけど雑多な人間はそうはいかないわけで。そのへんが、飲み会でも軸がぶれて辛いところなわけで。

そうだよね、わかるわかる。ゆるぎない、圧倒的な問題意識に飢えている。

このために生きている!が明確に欲しいんよね、あしもとふわふわするし。

 

落とし所が迷子。今日はここまで。

 

英単語頑張ってた立花さん

 突然だけれど、いなか子ととかい子は同じ大学院で出会った、同級生だ。

わりとなんでも飽きっぽい私が一か月以上もこのブログを(超絶不定期更新だけど)

楽しんで続けているのはいなか子がいるからである。

お互いがお互いの一番の読者だから、というか、私がいなか子の更新を

一番楽しみにしている。

あまり宣伝活動が得意でないから、お任せしっぱなしだけど

いつもみにきてくださっている皆さん、ありがとう。

(あ、なんか、なにかが節目だったんですよ。なにかが。)

 

 さて、この間いなか子が断捨離した話を書いていた。

とかい子も18の時にはじめて引っ越しをしてから、26の今にいたるまで、6回の引っ越しをしている。(福岡→長崎(一瞬神戸)→福岡→大阪→福岡→東京)

荷物はだんだん少なくなり、今では大きめのキャリーと小さめのキャリーのふたつ、

それから、みかん箱くらいの段ボール三つで引越している。

その代わりパソコンの中のデータは蓄積されまくっている。

 

で、タイトルは私が大学院にいたとき、中学の同級生と作ろうとしていた

フリーペーパーのタイトルだ。パソコンを整理してたら出てきた。

 

仮に、同級生を「橋本くん」としよう。橋本君は、月に二万は本に突っ込むほどの

読書家で、文学部に所属していた。

たしか、修士論文は寺山修二だったと思う。(エロという言葉は寺山修二が

つくりだしたって教えてくれた。)

多分、輪をかけていみ分らんやつやったとおもう。というか、

自分にどこまでも、どこまでも誠実な人やった。

(ローションは飲んでも大丈夫、ってきいたからとこたつであたためて

日本酒でわってのんだりしてたけど。めっちゃまずかったらしい)

すきな女の子に告白して振られたけど、手紙をかいていいか?とか相談にのってた。

 

そんな彼とふたりで構想をねるだけねって、原稿もあったのに頓挫してしまった。

コンテンツも意味不明で、例えば、

 

温故知新

りす すずり りさスティックマイヤー やりだま まんだら 羅漢像 魚の目 めばる ルイジアナ なごりゆき 桔梗 うるせいやつら らおう うしおととら ランボルギーニ にんんのパイ いがらっぽい 厳島神社 ヤンバルテナガコガネ ネオアームストロング砲 うり リトアニア あじ 地縛霊 インディーンジョーンズ ずぼら らんまる 留守番電話 ワポール るり りんご ごりら ラッパ パイナップル 留守番電話のあなたの声 延々と聞いてみた 田んぼ ぼうし しましまのあなたのネクタイ いつも思い出す すももの甘酸っぱい感じ じつはにがてだったけれど どうしても消せなかった タイツ つりがね ねこじゃらし 死んじゃった君の想い出とともに ニコライ2世 いがぐり頭 まだ見ぬ世界へ へミングウェイ イタリア あんじゅんこん 
 
とか、しりとりしてみたり。
 
大真面目に、ビックイシューという雑誌を販売しているホームレスの人にインタビューしてみたり。
 

袖振り合うも

The big issue を売っている井上さんのお話 

ロンドン発の、ホームレスの自立を支援するために発行された雑誌『THE BIG ISSUE』。福岡天神で『THE BIG ISSUE』を路上販売する井上さんに話を聞いてみた。

井上さんはもともと大阪にいたということ。京都、奈良と転々とし、前任者のいなくなった福岡へと。テンポの良い関西人らしい、賑やかな雰囲気で話を聞かせてくれた。

 福岡の食べ物の美味しさは、関西でも定評があるようで、こちらに誘われるにあたってアピールを受けたらしい。実際のところはどうだっただろう。

「うどんがちがいますね。こちらのは、つゆにしっかりが味がついて、めんも柔らかい。箸で切れますやん? なんや、いろいろのってますし。ごぼ天なんて、こっちにしかないですからね。」ちゃんぽん文化は、九州独自の文化かもしれない。関西のこしのある麺は、お餅に近い感覚らしい。魚は九州がダントツだと嬉しいお墨付きをもらった。

井上さんが福岡に来て7月で4ヶ月になる。天神は、商業都市ということもあり、特定の人が毎日同じ場所を通らないため、固定客が定着せずに苦戦気味。まだまだ、いろんなものを食べる時間がないとのこと。次号が出る際には、手軽にたのしめる福岡グルメの情報を集めて土産話に持っていきたい。

 
 本当は、私の駄文ではなくて橋本君の文章をお披露目したいのだけれど、そうはいかない。
 かれは、まちづくり系のNPO法人に勤めた後、いまは、コピーライターになるべく
仕事をやめて新しい世界に踏み出したばかり。
ということは、この原稿がいつか私のたらかものになるわけだ。
 
 地元にね、俺らが返れる場所をつくりたいんよ。そこで、自分の本をおいて、図書館を開くとかしたいとって。
 一緒にやろうや!といってくれた。
 
 橋本君、君の童貞をだれがもらってくれるか知らないけど、一瞬でも
私が候補にあがって、でも、速攻で、私との友情を選んでくれたこと、
私はめちゃめちゃうれしかってんよ。
いや、やっぱまた、あって話したいし、飲みたいし。そっちの方が大事やわ、と
おもってくれたんやんね?・・・・・多分(笑)
 
 就活でお世話になったからと、私に今後の進退を連絡してきてくれた、橋本君。
そういえば、いなか子ともあってるな。一度大勢で吞み会したっけ。
 
 今度会うときは、きっと素敵なフリーペーパーを書いているに違いない。
写真は私が提供するから、いなか子、紙面デザインしてくんないかな。
橋本君にキャッチと原稿は発注しよう。
 

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(いなか子の家に初めて遊びにいって誕生日パーティーした写真とか出てきた。なんというリア充