ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

魔法使いみたいなおばあちゃんになりたい

 

通勤に毎朝50分かけて自転車をこいで通っているとかい子。

できたばかりのマンションを見上げてながら夜道を進んでいると、

見事に車止めに衝突して、体が前にとんだ。

ハンドルのところが見事あばらの下にヒットし、まるで、ナイフで

切りつけられたみたいな、意味深な傷をつけて帰ってきた。

「・・・・・跡になるかな」なんて、お風呂の全身鏡でシャワーを

浴びながら傷を確認し、潜伏に失敗したスパイの気分で、

呟いてみたり。そんな平日のとかい子。

 

この間何かと話題のRADWIMPSのライブに行ってきた。

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関東で、しかもさいたまスーパーアリーナというおおきな箱だったから、

アリーナはやめておこうと久々にスタンド指定席に座った。

そこそこ、歴史のあるバンドになってきてから、あー客層の年齢も上がってきたなあ

なんて、おもいつつ。

 

めんどくさい感じで炎上しているから、応援の意味を込めて、いつもは買わない

グッズなんぞを買い。うきうきとタオルを首に。

時間が来て、だんっと心臓に響くドラムのおとが聞こえた瞬間立ち上がり

やいやいと飛び上がって盛り上がっていたらっ!!!!!

とんでりの私だけだった。最初から最後まで、私だけ。

声をあげていたのも私だけ。

関東に来る前のライブは、スタンドだろーと何だろうと座席揺れるくらい

みんな飛びまくっていたのに。

様子を観察していて分ったのだけれど、多分私がいつの間にかファン

中間層になったからだ。

ここ最近の活躍で、ファンが飛躍的に増えたRADだから、初めてきましたって人も

当然いて、そういう人たちはやはりスタンドへ。

これまでは、ファンの入れ替わりがそれほどではなかったから、初ライブの人は

すくなく、また、箱がさほど大きくないので、母体数が少なかったものの。

箱が大きくなったので、ひょっとしたら割合は変わらないけれども

人数が単純に多かったのかもしれない。

ちょっとだけ、アリーナの一体感のある盛り上がりがうらやましいなあと

おもいつつ。ようじろうから、優しさをたくさん受け取った二時間だった。

 

音楽は、自己肯定の一種だとおもっている。日常の肯定。

誰にもいえなかったり、皆がおなじように感じているだろうけど

自分だけに降りかかってきているのではないかと思える些細な絶望。

発狂しそうなほどのむかつき、だれも疑問を持たない理不尽な常識。

そういうものをすくいとって、昇華して、言語化して、芸術にしてくれる。

「ぼくは人間じゃないです。」「痛みをこえるにはより大きな痛みを」

「そうやってため込んだいくつもの光も結局最後は持っていけないのに」

 

大げさかもしれないけど、お願いだからきらきらした言葉だけの

歌にしないでほしい。ぐちゃぐちゃのどさっとした音楽を、言葉を残してほしい。

言葉は人間の感情だ。駄目な言葉、表現をかき消してしまうことは、

人間の感情の否定だから。

いつでもキラキラしていられない。正しくなんかいられない、たまには

心の中では、立派な犯罪者なこともある。

そういう一面を見捨てないでもらいたい。

 

そんなわけで、夏服を一新します。

いままで洋服のテーマが決まらず、いまいちオシャレをしようという

きにならなかったけど。きめました。

今年の夏から、エスニック以外はきません。(仕事を除く)

ので、エスニック以外の服は妹に送ります。

将来は、重ね着をめちゃくちゃして、布におぼれそうなかんじで

椅子に座るおばあちゃんになる。

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(おばあちゃんへの第一歩)