むすめ兼従業員 26年目におもう①
帰省していました。
とかい子は、いなか子のいなかよりもさらに田舎の出身で、実家は自営業をしている。
なので、ゴールデンウィークははたらくものであって遊ぶものではない。
今年もおとなしく飛行機で帰省した。出発地は曇り空だったがだんだんと目的地に近付くにつれ、息をのむような青空が広がった。
となりに座っていた青年はイヤホンをつけて、携帯で動画をみていたが、窓の外の景色にきづいたらしく。
動画を音楽にかえ、じっと外に見入っていた。
この青空にあう音楽に何をえらんだのだろう。
何度も写真を撮ろうとしては、違うかなと、首をひねり。
その様子をみながら、その写真はだれのもとに送られるのかなとひとりにまにましながら。
同じように外の風景にみいった。
小さい頃、小学校低学年はお手伝いの域で、お金のやりとりがおもしろく、毎年楽しみにしていた。
中学生くらいになると、それなりに労働力でしなければならない事も増え、若干面倒になってくる。
高校生くらいになると、私が4歳とか3歳の時からきている顔なじみのお客さんがふえ、そういう人との会話が面白くなってくる。
ここ数年は、営業トークだとか、お客さんの観察だとかを実験する場として楽しみにしている。
あの、100円玉を楽しそうに数えていた女の子は、冷静に懐具合を探る大人になってしまった。
個人的なポイントは3つ
- 1 商品にはストーリーをつける
- (どうやって作る、うちではどうつくる、この柄はこんな特徴がある 等)
- 2 とにかく手に取らせ、感動をうみだす
- (頭のなかの印象と、実際にてにもった印象は絶対ちがうので、
- その差は感動につながる)
- 3 ふたつの商品を比べさせる
- (二個比べているお客さんは買うが、三つ以上の商品をみている人は購入に繋がりにくい)
あとは、安易に安売りしないようにしつつ。
パターンを試していくのがおもしろい。
買い物体験を提供すると何となくリピーターがつく。
商品は消費者のためにつくられたもの。売り手は、商品と消費者の絆を結ぶことだ。できれば、それが心地よいものになってもらいたい。