台風の猛威を背中に感じながら日曜日にお台場にくりだした。
今年の6月にオープンしたチームラボとEPSONの常設展に行くためだ。
展示と展示の区切りがなく、仕掛けの説明もなく。
暗い壁と鏡と、土地のアップダウンだけの空間にひたすら映像
が投影されるアート。
チームラボの作品の特徴だと思っていることの一つが空間。
鏡とセンサーで認識している空間を捻じ曲げてしまって、当たり前の世界が
どういうバランスで構築されているのか、みたいなことをなんとなく
伝えてくれる感じがする。
数学を視覚化したら、こんな美しい世界ができますよ、だと思っている。
なんと、数式の世界は美しいことか。
今回は、私の社会人になってできた友人と、大学の友人2人、それから、
大学の友人の地元の友達一人という、合計5名で行ってきた。
大学の友人の一人はばりばりの理系なので、案の定、どうやって投影しているのか、
センサーはどこか、プログラムの構成は、発光は、仕掛けは、と
その仕組みを都度見つけては、嬉しそうにおしえてくれる。
こういうのが、理系男子と一緒に行く楽しみだ。
手品の仕掛けの高度さをしることで、作り手に思いをはせる瞬間が
私はとても好きだったりする。
「この空間にどんだけの技術が織り込まれているのかと思うと、
よりいっそう美しいな。」
と、触れるなと言われている画面すれすれまで近づきながら
ドットの動きを観察する彼の姿がとても面白い。
地図がないし、時間がたてば、映像が変わってしまうため、
自分がどこにいるのか、把握するのは結構難しい。
全部見て回ると4時間くらいかかる。
個人的に一番お勧めなのは、運動の森のアート。
子どもたちがお絵かきをしているのだが、自分がかいたものをスキャンしてもらうと、
すぐにアート作品の中で動き出す。
たくさんの人がかいているし、生き物はささっとどっかいってしまうので、
名前をかいておくといいとおもう。
ここのゾーンでは弱肉強食がテーマなので、せっかくかいた絵でも
あっさり踏みつぶされたり、食べられたりしてしまうので、
できれば強い生き物をかいた方がいいとおもう。
こんな感じにかいたやつが実際に動き出す
とにかく、写真をとりたい欲が高くなるし、この展示会については
きれいな写真をとることに必死になってもいかもしれない。
アートをつくる側であり、みる側でもあるわけで。
楽しませてもらうことに慣れ過ぎている私達には、自分たちで
楽しみ方を見つけなければならない、この展示会は
ある意味切り込んできてるなーという感想をもった。
そして、何より、このメンバーが面白かった。
いなか子がとてもいきたがっていたので、今度は違う方の
チームラボにいっしょにいけたらいい。
あと、デザインあ展もいきたい。
ただ、なあ・・・・どこいっても人、おおいんだよね。