ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

おおぞらのしたのたまりば

暑かったり寒かったり、あきなのか夏なのか、いまだにはっきりしない天気ですが、空には確実に秋が来ているなと感じるこの頃です。

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どうも、こんばんは、いなかに行きたがるとかい子です。

先週、狛江市で開催された「TAMARIBA」というイベントに行ってきました。

狛江市と言えば、最近不名誉なことで名前を聞くことになってしまったけれど、

コンパクトで水の豊かな土地だ。

 

ただ、コンパクトであるから、災害時の拠点となるような大きな公園がない。

そこで、この和泉多摩川の河川敷に大きな公園を作ろうと言う計画が

ふわふわと上がったり消えたりしている。

その土地の活用方法を考えよう、機運を高めようと有志で行われているのが

このイベントだ。

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音楽をメインに、ものづくりのワークショップや手作りの一風変わったお店が並ぶ。

小さな子どもと、子育て世代の、比較的若い世代がメイン。

手作り感が溢れるが、ダサくはない。

アンケートで、公園についても尋ねられていた。

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川辺で遊んでいるとシャッターを押してほしいと頼まれた。

わんちゃんを抱えたご夫婦。とても毛並みのよい、シバ犬。

片方はまだ小さいので、子どもだろうか?

いいこですね、と頭をなでさせてもらっていると、「もう16歳でね。そんなに

長くないから。思い出に」

なんと、重要なシャッターを押してしまったのか、と。ちょっとだけ

声が震えた

 

あ、ちなみに今回はちょっとしたデートだった。f:id:tsumehaya:20181010013814j:plain

会うのは今回で二回目だけれど。

とても、繊細な感性のもちぬしで、いつもプラスの言葉を投げかけてくれる。

趣味は、カメラ、お茶(紅茶)、タロットと多岐にわたる。

そして、とても生き辛さを抱えている。

自分のことを話すのが怖い、という。それは、理解してもらえるかどうかが、

相手の知識量にかなり依存してしまうからだ。

わかってもらえない恐怖は、わかってもらいたいと言う欲求をあっという間に

抑え込んでしまう。

同じことを続けていくのがむずかしいから、たくさんのチャンネルをもって

すこしずつ稼いでトータルで生活費をえれないか、と

はたからみたらあそんでるのかもしれないけど、と私の未来を一生懸命

占ってくれた。まっすぐで、いつわりなくて、やさしくて、あたたかい。

そして、そういうひとはいつも損をしてしまうんだな。

 

「ちゃんとした会社ではたらくっていうのは、もう、夢だよ」

 

こまったような笑顔で笑いながら、いくつもの薬をのみくだす。

誰かが快適に暮らすために、こうやって誰かが体に負荷をかけていかなければ

ならない。もちろん、薬を飲むことで本人の日常生活は格段に楽になるし、

共に生活していく上では、効果の高いものだ。

 

だけど、本当は、本当は、だれも薬なんて飲みたくないし、

自分が障害をもっていると、だれかが決めた普通の枠からははずれていると

突き付けられたくはないのだとおもう。

だれかが心地よく生きていくために、そのために。

 

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