長めの袖は役に立つ~京都弾丸旅行編①~
ちゃんと冬入りを認識しているのに、昨日秋服を買ったとかい子です。
スナフキンみたいな麻のコートみたいなやつ。多分ワンピースみたいにして
着るんだろうけど。ジーパンとかと合わせたらかわいいかな。
12月上旬ならまだぎり着ていけないことも、、、いやもうさむいか。
さて、中学時代の同級生と二人で京都旅行に行ってきた。
本当はゆっくりしたかったが、相変わらずのスケジュール管理能力のなさ。
冷たい雨が確実に体温を奪っていると認識できるような夜、
池袋から関西行きの夜行バスへ。
東京、関西方面は大体6時間くらいで夜行バスだとちょうどいいくらいの
距離感だと思っている。
23:40分発6:40分着
京都駅に最もちかいネカフェは列ができるほど混んでいるし、
そこ以外のネカフェはあるくには少し遠いので、京都タワー下の
銭湯にむかう。強気の700円だが、タオルはサービスでついてくる。
www.keihanhotels-resorts.co.jp
ここも、すぐに来ないと行列渋滞になる。
観光公害なんて言葉ができて久しいが、本当に腹立つくらいどこも混んでいる。
住居としての快適さを保つということをやはり第一にしなければ
豊かな伝統は守られない。伝統は生活にふかくねづいているからこそ、
保ち続けられるとおもうのだ。
さくっとお風呂をすまし、始発の新幹線で来る友人をまつ。
まだまだ合流までには時間がかかるので、鴨川まで散歩。途中、あと数年で
すっかりと姿を変えてしまうであろうエリアに立ち寄る。
かつて関西最大級の被差別部落と呼ばれた「崇仁地区」
江戸の昔から残る歴史の中で形成されてきた、あらゆる社会的弱者の方が集まっていた
エリアだそうだ。
再開発として、京都芸大がこのエリアに移築される。
あくまで居住エリアなので写真は控えるが、用地買収のためのフェンスが
張り巡らされ、韓国由来だということが明確に分かる祠や、近隣のレザー店の
多さからその歴史をなんとなく感じ取る。
現在も1,500人ほどが住んでいるはずだが何ら気配を感じない。
生まれてくる場所とタイミングが違えばここにいたのは私だと思うので、
そういう思いで世界を見ていたい。この歴史は違う私の歴史だったと思うと
今の仕事だって、もっと真剣にやるべきなんだけども。。。てへ。
そこから抜けて鴨川を散策。途中、釣りをしている青年の横でじっと
魚影を追ってみたりする。
川沿いをひたすらあるき、
ふらふらとあるく。京都は犬もあるけば棒にあたるわけで、菅原の道真の乳母、文子をまつった「文子神社」に行きついた。いわゆる天神信仰の始まりの神社だ。
縁結びの神様でもあるわけで、京都の保存樹木に当たる
相生の木(一つの根から二つの木か伸びているもの)が境内にある。
8時
友人と合流。相変わらず色白い。かわいい。笑顔がたまらん。
ごった返す京都駅のバス乗り場にへきえきしながら、目的地付近まで行くバスを
探す。京都らしい朝ごはんをいただきたい。
町屋カフェ ろじうさぎさん
おちゃやが立ち並ぶ通りに伝統的な京町屋をそのまま利用したカフェだ。
店内には舞妓さんの名前入りのうちわや、写真が飾ってあり、
地元の人がだんらんをしている。とはいえ、やはり観光客ばっかなので
朝ごはんも予約をお勧めする。
この裏にも日本最古の恵比寿神社があったりする。名刺塚見たいな
変わりだねがある。かす汁が大変においしかったです。
ここに来る途中も、100年目だという飴屋さんにたちよった。
建物はそのまま、手作りで飴を作り続けているというが2代目のおかみさんの
話をきいた。
「先代がね、あんたまではお願いいしていいかなといわはるんでね。
まだおばあちゃんがつくってるんよ。」
御年88とは思えない、若々しい肌のおばあちゃんの話に耳を傾けながら、
いとおしい不ぞろいさの飴を購入する。
一度に7キロほどの飴を作るそうで、一緒に売っているおかき類は
仕入れをしているそうだ。家の中にはまだ井戸があって、地下鉄開通と同時に
かれてしまったらしい。
「祇園の方から嫁いできてね。お正月の時は舞妓さんと同じように髪を結って
高枕でねてたんよ。なかなか寝付けなくて、耳がいつもいたくなっていた。」
と確かに存在していた美しい世界の話をしてくれた。
便利で暮らしやすい現世しかしか知らない私は、不便でもきっと美しかった世界は
もはや異世界の話のように聞こえてしまう。
昔の人も、今の世界はきっと異世界だろうけれども。
閑静な通りから離れて、再びかもがわぞいへ。南座の近くから河原町へ抜ける。
コインロッカーが見つからなかったが、カラオケに預けられるサービスをみつけ
そちらに二人して荷物を手放す。
漬物を買いたいという友人を連れて、錦市場へ向かう。
錦市場は5回くらいは来たので、さほど特筆することはないが、前はもっと
生活があったような気がしたが。こんなに、売り声をはるような商店街では
なかったような気がするな。
すぐき付けに、千枚漬け、ゆずだいこんやゴボウ、はんなり付けなどを買い込み
六波羅蜜寺へと向かう。
午前中はここまで。