とかい子はタイトルから書く派です。
そのあと、お題を選びます。なので、タイトルと
お題があってないことは良くあります。
夏に食べるものって毎年同じ味がしますよね。新しい夏が
毎回毎回やってくるのに、夏はいつも懐かしい気がします。
麦茶に、クーラーに、そうめんに、うちわに夜更かしに
深い青の空に。
どんなにそれぞれのクオリティが上がろうとも、どれもこれも懐かしい。
子供の時にたべて好きじゃなかったけど、
大人になったら好きになる、もしくはその逆はよくある。
ピーマンなんかその代表だとおもうけど、
この夏の食べ物に関しては、子供の時と同じものを同じような感想をもって食べている。
ぽっきんチューとかね。
冷やし中華とか、かき氷とかたこ焼きとか。
いつも、アイスの実をよく凍らして、サイダーをかけて
そのほか果物を入れて食べている。
だれとも分かち合ったことのない私のおやつ。
一人でいつもベランダに足を投げ出してあちいなあと思いながら、
溶けていくアイスがグラスにぶつかる音と強炭酸のはじける音をきく。
一人で部屋の中にいないと聞こえないこの微細な音が
私にいつもの夏を告げてくれる。
毎年なんとなしにそのおやつを食べると、
新しい夏も過ごしたことのある懐かしい夏に代わっていく。