ツメが伸びるのはやいねん。

都会に住むトカイ子と、田舎に住むイナカ子が、都会砂漠と田舎沼をサバイバルする日記。

長めの袖は役に立つ~京都弾丸旅行編③~

さて、夕方、早朝へん
 
友達が先斗町へとつれていってくれる。カジュアルなお店が多いが、
出勤中のまいこさんがいることから、昔はお茶やさんがひしめいていたのだろうか。
 
土曜の昼間、どこもいっぱいの中、上がれそうな居酒屋さんを見つける。
日本家屋特有の傾斜の高い階段を上がり、2階へ。
日本酒のさかなにと、ニシンの干したものや酒粕のピザなんかを食べながら、
だらだらと互いの話をする。
ライティングでいきていくという、男友達の話をききつつ、こういう風にとりあえず生き伸ばしながらやりたいことが見えていることが羨ましい。
 
深夜も程近いころになり、解散。タクシーで移動し宿へ。
疲れはてていたので、ざっとシャワーを浴び早々に布団にはいる。
あとは寝転んだまま女子トーク
 
私の中学時代の友人は本当に男運がなくて自分の思う通りに行動できないことにおこる、どちらかがどちらかに会わせることをよしとするようなくずとしか付き合ってきていない。
(面倒なので、以前の文書通り、中子と大学時代の友人を大男とする)
 
大男が、登りのエスカレータでは後ろへ、下りのエスカレータで前にたつことに中子は大変に感動したそうで。そんなことをしてくれるひとはいなかったと。優しい言葉に丁寧な気遣いに、自分の存在が肯定されていると感じたという彼女
 
過去の男全員社会的に抹殺されればいいと思いました
 
比較的なんでも言える私だからこそ、なかなか人に聞きづらいであろうこともバンバン引き出して、私はひたすら中子を賛美した。
 
世界中に定められているどんな記念日なんかより
あなたが生きている今日はどんなに素晴しいだろう、っていう話だ
 
どんな君でもうけいれる、だからそのままできてほしい、何て言うやつがいるが。
君のために早く帰るとかなんだとかもあるけど、あなたが私を思う気持ちと同じようにわたしもあなたを思う気持ちがある。じゃあ、私の気持ちはどうするのってことだ。
 
相手を思うとき、また、相手も自分を思っている。互いを大切にするとは、相手から向けられている自分への気持ちもちゃん受けとることでもあると思うわけだ。
 
ご家族には、本当に目にいれてもいたくないレベルでいまだに可愛がられている中子だが、初めて年末を家族以外と過ごすらしい。
 
転勤して鹿児島にいった大男のもとにいくそうだが、
外泊とんの大変そうだなあと思うところ。
 
告白のセリフから、デート中のでれでれ具合から、初デートのチョイスから
空回りと暴走を繰り返す、大男の話を洗いざらい吐き出させて
喋り疲れて寝落ち
 
どうしても九時の新幹線にのらねばなので、早朝にもういっかしょ、
世界最大の木造建築物、西本願寺をみる。
 

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もう眠すぎて、中見る元気なかったけど大きかった。素晴らしかった。いい感じ。
 
ぜんぜん、その大きさが分からない写真になってるけどね。いいんだ。眠いんだもん。
 

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樹齢数百年のイチョウの木。燃え尽きる本殿を何度眺めたことだろう。
 
おみやげをかって、新幹線で別れる。
何が喜ぶだろうか、苦手なものは何だろうかと、売り場を何周もする中子を
眺めていると、
「ねえ、ご両親へのおみやげはなにがいいと思う?」
なんて、困り果てた顔で聞いてくる。
なんでも、京都からもどったあと、大男に会うが、たまたま両親も来ているそうで。
 
こういうとこだぞ。ついでにあってけ、みたいなのりで合わせようとすんなよ。
気にしなくてもいいのに、って気にしないような子だと思っているなら、
お前は、なにもこの子のことを分かっていない。
ひざ詰めだわ。
反省会だわ。許されんわ。
 
結局、べたでいいのよ、べたで、と八つ橋の詰め合わせを進めとく。
 
もうなにがすきかわからんから、全部かってく!と
店でもひらくのかしらという勢いで買い込んでいく様子をやはり後ろから眺める。
 
私はと言えば、駅にあるものなんて、正直どこでもかえるからとパケ買い。
デザイン性の高いものを選ぶ。
今後の勉強も兼ねて、こういうときはよりこだわったパッケージを選ぶ
ことにしている。
 
というわけで、金平糖とクッキーという
本当にどこでも買えるものを選んでしまった。
 
時間は過ぎてまたねでお別れ。私は東へ彼女は西へ。
お互い進む道は違うけど、確かに重なっていた過去がこれからの未来も
しんじさせてくれるような気がしている。
 
未来は不確実だが、過去は確定させてしまえば不変だ。
もちろん、未来によってはその過去の解釈は変わるかもしれないけれど。
 
万が一結婚なんてするなんていいだしたら、
私は絶対に参加しないので、知らせないでいてもらいたい。